エビージョ! Vol.3

3万円の美容クリームを使うエビージョ、500円のニベアを使う杉並区女子にまさかの敗北

住みたい街ランキングでは常に上位にランクインする街、恵比寿。

そのブランド力に惹かれ、多少背伸びをしてでもセルフ・ブランディングのために恵比寿に住む女性がいる。

恵比寿に生息する恵比寿女子、通称、“エビージョ”。

一見華やかに見える彼女たちには、窺い知れない裏の顔がある。

そんな典型的なエビージョであるマナミは、杉並区女子・佳奈恵とマナミの54歳の仮氏が一緒にいる所を目撃し、愕然とする...


エビージョ、 まさかの杉並区女子に敗北!?


「佳奈恵が忠夫さんと...?違う、絶対嘘だ」

でも、見間違いでも何でもなかった。私のキラキラ生活に必須アイテムだった54歳の会社経営者・忠夫。

杉並区女子・佳奈恵に負けるなんて晴天の霹靂という言葉では済まされない。エビージョのプライドが、大きなハンマーで粉々に砕かれた気分だった。

「私の方が絶対可愛いし、スタイルも良いし、少なくともAクラスなのに」

ドゥ・ラ・メールの1個3万円もするクリームを、美肌のために無理してでも買っている。 太らないよう、お食事会がない日は家でサラダだけにしたり、美容に良いと聞いて(効果はよく分からないが)成城石井で水素水を買って飲んでいる。

なのに、なんで佳奈恵に負けるの?

佳奈恵なんてせいぜいBクラスだ。むしろBマイナスくらいだし、本物の3万円のドゥ・ラ・メールを使う代わりに、成分が似ていると一時期言われていた、1個500円くらいのニベアを代替品として使っている。

毎日頑張って働いて、自分磨きも一生懸命してきた。運動もサボっていないし、美容にも手を抜いていない。表には出さないが、見えない所で人知れず努力してきた。仕事も、恋愛も。だからこそ、納得できなかった。


「佳奈恵、見てなさいよ」

【エビージョ!】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ