2015.12.21
SPECIAL TALK Vol.15使命感より責任感。モチベーションは年々変化する
金丸:若者にとって、藤田社長は起業家の象徴といえる存在だからこそお聞きしたいのですが、ある程度のステージまで成功された後、モチベーションを維持していくために、何を原動力とされているのですか?
藤田:私の場合は、責任感ですね。
金丸:責任感ですか?
藤田:「行くも地獄、行かぬも地獄」のような状況を放り出すわけにはいきません。社員みんなが希望を持って入社してくれるわけですから、自分がやるしかない、というのが原動力になっています。モチベーションというと、志があって高い目標があってという感じがしますよね。でも私はどちらかというと、もう後がない状況を自ら作って追い込んでいる感じですね。
金丸:使命感と責任感だったら、責任感の方が強い、と。
藤田:俄然、責任感ですね。
金丸:面白いですね。
藤田:使命感を持っている人って、すごくモチベーションが高いと思うんですよ。でも正直なところ、私は使命感の持ち方が分からなくて。「自分はこうするために生まれてきたんだ」という人がいますけど、「それ、本当ですか?」と思ってしまいます。うちの社員を見ていても、20代の社員は「お金持ちになりたい」とか「モテたい」とかが、モチベーションの9割。ところが、実際にお金を手にしたり結婚したりして欲が満たされたとき、その社員たちのモチベーションがなくなるかといえば、そうではない。歳を重ねたりライフステージが変わったりするごとに、モチベーションの源泉も変わっていきます。私も組織を管理しているので、いかに社員をやる気にさせるかということばかり考えているのですが、若い社員をやる気にさせるには、やっぱりモテそうだとか、お金持ちになれそうだというのは、非常に強いですね。
金丸:本来、「モテたい」という欲は普遍的なものであって、時代によって変わるものではないのですが、いまは男性が弱くなっているせいか、そういう根源的なモチベーションの強い人が少なくなっているように感じます。まあ、サイバーエージェントに限っては、そんなことはないと思いますが(笑)。本当にユニークな風土をつくられたなと。東京カレンダーの人間も、夜の街でよく御社の社員に出くわすそうですよ。
藤田:そうなんですか(笑)。昔は広告代理店とかテレビ局の方とかがよくいましたけど、最近は本当に見なくなりましたね。代わりにうちの社員がたくさんいます。勢いがあるというのはいいことです。
金丸:どのエリアに出没することが多いのですか?
藤田:西麻布や六本木界隈でしょうか。よく経営者の仲間から「藤田社長のところの社員に会いましたよ」と言われます。それに、私が夜中に急に社員を呼び出しても、だいたい来るんですよ。「その辺で飲んでいました」って。そういうところで酌み交わしながら、情報なり人脈なりをつかんで仕事にフィードバックできるというメリットは、確実にあると思います。「忙しい人ほど、遊んでいる」という東京カレンダーのコンセプトは、まさにその通りですよね。とくに私たちの業界であればなおさら。
金丸:面白いネタが集まれば、面白いコンテンツに直結する。その根底には面白い人がいる。どんな業界でも鍵を握っているのは、人なんですね。
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