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“中の上”の悲劇 Vol.1

“中の上”の悲劇:1番売れ残るのは“クラスで3番目に可愛い女”!?

選択肢が広がり過ぎるのが、悲劇の始まり…?


しかし、“中の上”ランクは、上の世界も下の世界も見られる、良く言えば選択肢が広がるというメリットもあるのではないだろうか?

その疑問をぶつけてみると、彼女は眉間にしわを寄せながらこう言った。

「確かにそういう面もあります。でも、逆にいろいろ見過ぎちゃって、決められないんですよ…。」

ここで少し、彼女の恋愛事情を聞くと、そこには衝撃的な事実があった。

「私、15歳のときから一度も彼氏が途切れたことがないんです。」

付き合いのいい彼女は、出会いも多い。また、人見知りせず社交的な性格であるため、男性からデートに誘われることも多いらしい。

デートに誘われ自然と恋に落ち、2~3年ほど付き合う。ある程度付き合いが落ち着いてくると新たな人と恋に落ちる。それを繰り返していたら、気がつくと物心ついたときから彼氏が途切れたことがない、と言う。

自分の価値をうまく見極められない!?


しかし、彼女は深くため息をつき、こう続けた。

「それでも私、結婚がしたいんですよ…。」

同じ“中の上”ランクの女性たちも、自分の価値を見極めながら30歳手前で華麗にゴールインする者も多い。いくら彼氏が途切れたことがないと言っても、結婚願望がある限りこの恋愛パターンは悲劇的だ。

“中の上”であるゆえに、ちやほやされた経験もあれば、上を見て苦い思いをしたこともある。自分の価値を見極めるのが難しいとも言えよう。

彼女の“悲劇”は果たして何に起因しているのだろうか?さらに掘り下げていくことにした。

次週9.17(土)更新
“中の上”の女、メグミ。彼女の出没エリアと行動パターンからその生態を探る!



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“中の上”の悲劇


「一億総中流社会」

かつて日本はそう呼ばれていた。

「普通が一番幸せ」と今なお信じる人も多いが、それは本当だろうか?

容姿、学歴、収入。全てにおいて「中流」の少し上に位置する人間は口を揃えてこう言う。

「上を見ればキリがないが、知らなければいい世界もある。」

”中の上”に位置するが故に、上も下も、いろんな世界を見すぎて起こりうる悲劇もある。

その”中の上”の男女に起きた、さまざまな悲劇に迫る。

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