ハリネズミ男 Vol.5

ハリネズミ男:そのサインを見逃すな!女神のような女性を求めつつ、実は寂しがり屋のハイスペック男

ハリネズミ男という言葉を聞いたことはあるだろうか?

おそらく聞いたことがない方がほとんどであろう。臆病で警戒心が強く、無理に触ろうとすると針で威嚇してくるハリネズミ。しかしその一方で、構うと喜ぶ可愛い一面も合わせ持つ。

バブル世代ほど貪欲ではないが、現代に定着した草食系ほど無欲でもない。硝子のハートを持ちながら、プライドだけは強靭で絶対に傷つきたくない。女性は好きだが、断られるのが怖くて一歩踏み込めない。彼らは、抱きしめられるのが怖くて、体を針で守る。

そんな取り扱い注意のハリネズミ男が近年、30代男性を中心に東カレ界隈で大増殖中だという。この連載は、そんなハリネズミ男の観察日記である。

初回は典型的ハリネズミ男のヒロキを事例に、ハリネズミ男の取り扱い方を習い、その後SATC女子に萎縮しているタケル婚活女子を振り回すショウヘイ、そして元カノを引きずるユウヤを観察し、ハリネズミ男の生態が徐々に明らかになってきた。

今回は…?


<今週のハリネズミ男>

名前:マサヒロ
年齢:32歳
職業:外資証券会社トレーダー
年収:約4千万円
住まい:虎ノ門
出身大学:早稲田大学
理想の飼い主:言わなくても理解してくれるプロ彼女のような子

永遠に見つからない理想のヴィーナス


マサヒロは自分で言うのも何だが、モテる。

学生時代もある程度は遊んできたが、社会人になり、今の会社に入った後、金銭の余裕が出ると更に女性が寄ってくるようになった。

身長185cm、顔も悪くない。来年には世田谷の方に投資用として家も購入予定で、既に物件は決定済みだ。女性が寄ってくるのも仕方ない。

20代の頃は、モデルや(売れてないが)タレントなど、東京でも中々レベルの高い女性陣と毎週末お食事会をしてきた。男性5人で参加し、お会計が一人当たり20万円以上ということはザラにある。その金額を支払うことに対して何のためらいもない、外銀狙いの必死な女性達を嫌というほど見てきた。

昔はモデルかタレント、それかAクラス美女以外全く興味がなかった。しかし総じて知識や教養に乏しく、飽きてしまった。

そんな遊び尽くした20代を過ぎ、今の理想は知識と教養があり、育ちが良い子。一見華やかながらも実は少し控えめで一途。外見はスタイルが良いが痩せ過ぎではなく、顔は絶世の美女とまでは行かなくても美人で自立している人がいい。

これを言うとみんなに突っ込まれるが、同期の中でも一番のスピード出世を果たしているマサヒロは、仕事が遅い人を理解できない。どんなに忙しくても週2回のジム通いは欠かさず、仕事もプライベートも見えない所で努力をしてきた。

自分にもできることを、他の人、特に女性に求めるのは間違っているのだろうか?

彼女・嫁候補にはそれなりのレベルを求めるのは悪いことなのだろうかと最近悩んでいる。

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