その一杯が旨くなる大人の酒講座 Vol.2

クラフトビールと普通のビールの違いを教えてくれ!今更聞けないビールの基礎講座

curated by
藤原ヒロユキ
Q-日本のクラフトビールも、今また増えてますよね。

A-注目の国産マイクロブルワリーをご紹介します

日本では、1994年に酒税法が改正されて規制が緩和。その結果、小規模醸造のメーカーが増加、それまで大手メーカーの寡占状態から状況が変化した。

その後訪れた地ビールブームは一旦落ち着いたものの、アメリカからのクラフトビールブームを受けて、今また日本でも元気な小規模醸造家=マイクロブルワリーが増加中。それぞれ優れたレシピを、巧みな醸造技術で仕上げた完成度の高さが魅力。そんな醸造所のタップを常設する店もじわじわと増えている。

外国人醸造家が目指す“日本のビール”『京都醸造』

ウェールズ人、カナダ人、アメリカ人と国籍の異なる3人が、「自分たちが飲みたいビール」を作るべくスタート。日本らしい職人技をビールで再現しようと京都を選んだ。アメリカとベルギーの長所をハイブリッドさせた新たな試みが人気を呼んでいる。

HP:kyotobrewing.com

クラフトビール本場の味を日本で『デビルクラフトブルワリー』

アメリカ人3人組のオーナーが、「日本でも本場の味を」と東京に進出。日本では珍しいシカゴピザと各地のクラフトビールも提供する店も運営し、その魅力を日本でも普及する。今年、クラフトビールの栄誉、ワールドビアカップ金賞を受賞!

HP:www.devilcraft.jp

ビールの楽しさを名古屋から『Yマーケット』

名古屋駅のほど近く、名前の由来でもある柳橋市場に位置する名古屋市内唯一のクラフトビール醸造所。2階にはできたてビールと食事を提供するキッチンも併設。ブルワーが追い求めるバラエティに富んだスタイルが、ビールファンの心をつかんでいる。

HP:craftbeer.nagoya

小規模醸造の醍醐味を具現化『うしとらブルワリー』

下北沢のビアバーが、自らのビールを極めんと栃木県下野市に立ち上げたマイクロブルワリー。定番商品を置かずに、小規模醸造ならではのフットワークの軽さで、アメリカンスタイルを中心に面白みのある多彩なビールを製造する。

HP:www.facebook.com/ushitorabrewery

Q-ビール大国の主要銘柄や特徴を教えて!

A-特徴を知ると楽しみも増えますよ。

紀元前から親しまれていたという人類の英知、それがビール。ゆえに生まれる土地が異なれば、原料や製法も異なる。となれば、当然国や地域の特色が色濃く出るわけで、そうした違いを楽しむのもビールの醍醐味といえるだろう。ヨーロッパを中心にビール大国の特徴をご紹介。これらを頭に入れておけば、ブルワリーでの会話も弾むこと間違いなしだ。

【ビール文化の中心地/ドイツ】
消費量世界第3位。上面発酵のヴァイスビールや下面発酵のジャーマンピルスナーなど、ビール文化が発達している国らしく、バランスよく混在している。近年は新興勢力も増加中

【ピルスナーの元祖/チェコ】
チェコの都市、プルゼニ(=ピルゼン)で生まれたビールこそ、世界有数のラガービール、ピルスナーの元祖。20年近く国民1人あたりの消費量世界一を誇るビール大国

【ペールエール大国/イギリス】
特有のパブ文化が生んだペールエールの国。常温で楽しむ香り豊かなエール文化はこの国が発祥。流行のIPAが生まれた国らしく多彩なペールエールを味わうことができる

【スタウトといえばココ/アイルランド】
濃色エールのスタウトを生んだのが、アイルランドだ。その代表は、日本でもおなじみのギネス。ほか、アイリッシュレッドエールなど、深いコクを持つものが多く存在する

【味もスタイルも多彩で豊富/ベルギー】
日本でも人気のベルジャンスタイル。ホワイトエールは筆頭だが、ほかに修道院で作られた歴史を持つトラピストビールや、野生酵母で作るランビックなど、種類は非常に豊富だ

【クラフトビール百花繚乱/アメリカ】
1960年代から始まった小規模醸造家によるクラフトビールがブームの今、世界的な潮流を生んでいる。自由な作風で、ラベルにも遊び心をもたせたものも数多く出回っている

【暑い国のライトなビール/メキシコ】
メキシコといえば、ライムを飲み口に刺すコロナビールがその筆頭。暑い国らしく、キレのある淡色ビールが特徴。オーストリア風のヴィエナ・ラガーも人気を集めている

【ハイネケンの国/オランダ】
ドイツ、ベルギーの両ビール大国に隣接し、もちろんビール製造は盛ん。代表銘柄として世界企業のラガー、ハイネケンが有名だが、ほかグロールシュなどの銘柄もよく知られる

【生産量は世界一位/中国】
玉石混交ながらもビール生産量は世界一。ドイツの租借地であったことから、青島のビール作りは盛んで、中国の三大ビールのひとつ。近年はプレミアムタイプも作られている

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