着物への憧れ強し!?　外国のガイドブックが決めた日本を感じる東京の行事ランキング(3/3)[東京カレンダー

3位：七五三

3位には、毎年11月15日、女の子の3歳と7歳、男の子の3歳と5歳をお祝いする「七五三」がランクイン。

一見すると、訪日外国人にはほとんど関係ない行事の様な気がするが、綺麗な着物と子供のかわいらしさが相まって思わずウチの子もお祝いしたい！と、小さな子供を持つ親は思うのかもしれない。

「3歳、5歳と7歳に達した子供たちは、小さな伝統的な着物のという盛装をして、彼らの幸福を祈願するために、神社へ連れて行く催しです。子供死亡率が高かったときの、節目の年齢を示しています。この催しは素晴らしい写真を撮る機会です。」

2位：成人式

2位は成人式。大人への一歩、新たな門出を祝う式ですが、国を挙げてここまで盛大に行うのは数少ない。欧米各国をはじめ、世界的には18歳で大人と認められる事が多く、該当世代を一斉に祝うというよりは、個々人の成人に達した誕生日を普段より盛大に祝うスタイルが多いか。

とくに、数多くの女性が華やかな着物姿で式典に参加している様子が、煌びやかなイメージを強くしているのかもしれない。

「日本の成人年齢は20歳です。東京の主要な神社で式典が行われます。明治神宮ではアーチェリーで的を射抜く催しが行われ、最も人気のある会場の一つです。」

© Design Festa Ltd.

1位：デザインフェスタ

1位は、東京のポップカルチャー発信地トップ10でも同じく1位であった「デザインフェスタ」。

「年に2回ごとのイベント、おそらくアジア最大の芸術祭であるデザインフェスタ。日本だけでなく世界中から、あらゆるジャンルの国際的な7,000のアーティスト、ミュージシャン、そしてパフォーマーが参加します。50,000人以上の人が参加し、ファッション・ショー、コスプレ、ライブイベントが行われる。創造性に満ちたこの2日間の祭典は、東京ビッグサイトで開催されます。」

いかがだったであろうか？
どれもたしかに日本ならではかもしれないが、これがトップ10と言われると日本人としては少し納得できない部分も。

とくに1位は、着物や神社、初詣ぶ祭りや花火といった日本文化が色濃い2位までとは、若干テイストが異なるというかなんというか。ここまで来たら、1位も着物の女性が参加する日本の伝統的な行事や祭りでよかったのでは？　と思ってしまった。まあたしかに、コスプレで着物のようなものは着るかもしれないが……。