東京結婚式明細 Vol.1

東京結婚式明細:主役は義母!?玉の輿の高すぎた代償

理想的な結婚を、適齢期にした沙織、32歳。

誠実で、外見も稼ぎも良い夫と安定した結婚生活を送り、3年になる。しかし、ふと周りを見渡せば、皆が同じように幸せかというとそうでもないことに気づく。

友人も多く幸せな日々を送る沙織は、招待された結婚式で何を見て、何を感じてきたのか。そこに見える現代の結婚観や、男女の情事を観察する。

20代を共に謳歌した友人の結婚式。「女の友情は一生」……?


今日は大学時代からの友人、千里の結婚式だ。

彼女と会うのは数年ぶりだった。千里は大学時代からの友人で、20代のかなりの時間を共に謳歌した。都心の女子大生からOLとなった私たちのライフスタイルは、かなり明るいものだったと思う。そして私たちはいつも同じような女同士で群がっていた。

容姿、家柄、学歴、職業、私たちはそれぞれに、かなり恵まれていた方だったと思う。そんな若い女集団が毎日のように連んでいる様は、外から見れば胡散臭くも見えたかもしれない。でも、私たちは、本当にただ単に仲が良かった。

同じように育ってきた女たちは同じような価値観を持っている。誰に気を使うことも、妬み妬まれることもなく気が楽で、そこには安心感と信頼感があった。「男は一瞬、女の友情は一生だよね」などと言ってよく笑い合っていたものだ。本当にその通りだ、と思っていた。少なくとも、私は。

しかし、いつからだろう? 女たちは一人、また一人と、気づけば「親友」と呼べる距離から離れて行った。キャリア、結婚、出産……。それぞれが選んだものによって、私たちは少しずつ細分化していった。女たちは恐らく、同じような環境を過ごす者同士でしか連むことはできないのだと思う。

そして、そんな女たちが否応なしに再び大集合するのは、まさに「結婚式」なのだ。

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