小宮山雄飛の“英世”なる食卓 Vol.19

都内『海苔うどん』最強対決!完全に未体験ゾーンの海苔尽くしが旨い

curated by
小宮山 雄飛

グルメで鳴らすミュージシャン、ホフディランのボーカル小宮山雄飛さんはかなりのうどん好きで、昨年末も高松でのライブ後、"讃岐うどんツアー"と称して数多くのうどんを食べ歩いたとか。

そんな、旨いうどんを知り尽くした小宮山さんが今ハマっているのが"海苔うどん"。都内で食せるおすすめの2店舗を教えてくれた。ここまで海苔尽くしなうどんは見たことあるか?!都内海苔うどん最強対決開幕!

※こちらの店舗は現在閉店しております。

のりぶっかけうどん¥950

高級青のりを練り込んだ特製麺
『うどんsugita』の"のりぶっかけうどん"

中目黒

「何とも言えぬオリジナルのうどんがたまらない」と小宮山さんに連れられた先は、中目黒駅から東急東横線の高架下沿いを進んだ奥地に佇むうどんの秘境。

さすが美食の引出しが多い小宮山さんの推薦ですが、なぜこのお店をご存知で?「中目黒を散歩していたら、たまたま見つけたお店なんですけどね。ご主人のうどんに対する情熱の高さと、研究熱心なところが好きでね。一度行ったらハマりました」

うどん打ちは21時から、父の技を継承する息子が担当。コシを左右する手練りを繰り返す。うどんを操る主人の手には気迫がたっぷり

たしかに、趣味ではじめたうどん作りが家族や友人に好評だった主人が、研究に研究を重ね試行錯誤し、印刷業から転身したという経歴は、まさに〝うどんに恋した男〟といえよう。

開店当初は1日15食のみの小規模だったにも関わらず、うどんマニアの間で瞬く間に話題になったそう。

8年半前、家業の印刷屋を閉め趣味が高じて始めたうどん店は、家族で営むアットホームな雰囲気が魅力

「元々僕はうどんがすごく好きで、うどんのために四国まで飛んだり、仕事で関わったり。東京の30軒以上の主流なうどん屋さんは食べ尽くしてきたんですけど、中でもここはふらっと一人で来て、新しい味にチャレンジできるのがとっても新鮮で楽しい。この青のりが練り込まれたうどんも最高に美味しいし、夏に食べたゴルゴンゾーラのつけうどんも忘れられない。冬はかきのどぶ汁うどんなど、ほかでは出合えないうどんに挑戦できるのがいいんです」

行けば必ず未開拓な味が期待できる、うどんのさらなる可能性が確認できる稀有な場所だ。

入口付近に置かれた、日によって変動する“本日の麺の水分量”が書かれたボードに、自信とこだわりが垣間見える

【ここが旨いのPOINT!】

①磯の風味が漂う有明海産の特注海苔
→皿いっぱいにふんだんに盛りつける海苔は、特注でオーダーしているもの。口の中でふわっと香り、すんなり溶ける。

②青のりうどんは独自の2段ごしを探求
→手打ちと機械を使用した、徳島吉野川の高級青のりを練り込んだ香り豊かなうどん。異なる歯ごたえが楽しめる。

③だし醤油をかけて海苔の風味をアップ
→2種の醤油、みりん、酒、昆布、鰹節を丁寧に煮込み10日間以上ねかせた自家製だし醤油。控えめにかけるのが流儀。

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