行きつけにしたい!年初めのご褒美ランチ Vol.14

究極のふわとろ濃厚タマゴサンドにミルクティーの組み合わせがキてる!

いつも同じところでランチも良いけれど、今年は少し冒険してみるのはいかが?本当に美味しいランチで午後の活力チャージ!場所さえ近けりゃ行くしかない!

そこで、都内屈指の絶品ランチと名高い人気店を探してみた。
前回は、武蔵小山で見つけた、ボリューム満点なのに何枚でもいけちゃうやみつきピザが登場。本日は、台東区根岸で親しまれている下町の洋食店で人気の、ふわとろ濃厚タマゴサンド。

ナマ食パンの柔肌と玉子に這わせる五感『レストラン 香味屋』
"タマゴサンド"

台東区根岸

どこにでもあるが、どこにもない。それが『香味屋』の「タマゴサンド」(1150円)である。

口を近づければ、バターの甘い香りが鼻をくすぐって、「ああっ」と、ため息を漏らす。齧りつく。歯は、温かいパンにふわりと包まれ、玉子に出会う。バターと空気をふくんだ玉子が、舌に広がり、とろりと消えていく。黄身の優しい甘みに、うっとりとなる。思わず笑う。

よほど吟味された玉子なのだろう、黄色が濃く、玉子自体の甘みがしっかりとある。もしかすると玉子は、火が入れられ、固められたことを、まだ知らないのかもしれない。そう思わせるほど、優しい食感である。それはシェフが、火加減に気を配り、穏やかに火を入れて、慎重にかき回して生まれた美味しさなのだろう。玉子への限りなき愛が生んだ、姿なのだろう。

世にはさまざまな玉子サンドがある。皆それぞれに美味しく、素朴で、優しい気分を運ぶ。しかしこれは危険である。パンのふわりと、舌に甘える玉子の感触に、心が解かされる。パンと玉子の蜜月を深くし、強固にして、決して裂くことのできない運命とした、人間の思いが込められている。

そしてこの絶品にあう飲み物は・・・急に寒くなってきた今、それはミルクティー!
ミルクティーを従えながら、ゆっくりと時間をかけてほおばる昼下がり。これぞ贅沢の極みなのである。

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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