2015.12.29
ドクターたちの恋愛事情 Vol.5医者だからといって必ずしもモテモテなわけではない!?
病院入局5年目の健太郎(34)の恋愛事情を描写した「ドクターたちの恋愛事情」。
出会ったことのない類の女性、麻衣とのデートを、一挙総まとめ!
第1話:医師の恋愛事情
〜初夏のテラス席で出会った代理店の女〜
健太郎(34)は都内の私立医大を卒業後、虎ノ門にある明慶病院に入局して、今年で5年目になる。
引く手数多の健太郎は、銀行勤務の(したたかな)女も、(頭の悪い)モデルも、数多の院内ナースたちとも付き合ってはみたものの、結局は、両親、特に母親の猛烈な反対によりほどなく別れ今に至る。親の反対と言っているが、自分にそれを押し切るほどの熱意がなかったのも事実。
しかし、今年の8月で35歳、四捨五入で40歳だ。
今年の夏こそ、本気の恋をして、たった一人の人と出会いたい。
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第2話:広告代理店の女に心奪われた医師。初デートの幕開け
ナースなら簡単だ。尻尾を振っている懐いた犬に餌を与えてやるような主従関係然とした暗黙の序列が存在する。
けど、麻里に至っては、会ったこともない種類の女だった。
ーデートどころか、一回飲み会であっただけの女のことをあれこれと想像して、無駄に心をかき乱されているなんて。今からこんなんじゃ体が持たない。ストレートにいこう。—
「来週木曜日、よければ飯いきませんか」
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第3話:医師の恋愛事情
〜二軒目の展開に揺れる下心と恋心〜
改めて見るとやはり特段ものすごい美人というわけではないが、目の前の相手の目をじっと見据える大きな目と、突拍子もない発言が次々に出てくる少し肉厚で上品な唇から目が離せない。
女の色気は頭の中身に比例すると聞いた事があるが、こういう類の女性は、頭の中の思考や価値観が魅力的なのだろう。
健太郎は、もっと彼女のことを知りたくなり仕事についての質問をする。麻里は、小さな子供に怖い話をするように眉間に皺を寄せる。
第3話の続きはこちら
最終話:勤務医の医者は、「彼氏」としての価値は低い?
「健太郎さんって、女性にモテると思うけど何で彼女いないの?よっぽど遊んでるの?」
呼び水を差してくれた麻里に、健太郎は心の中で勝負の狼煙をあげる。
健太郎は、ぐいっと手元にあったインドワインを飲み込む。複雑な味わいが、長い間潜伏していた細胞のスイッチを刺激したのか、急に気が大きくなる。カウンターごしに、体ごとぐっと麻里の方を見る。麻里の黒いワンピースから覗く膝小僧が健太郎の太ももに触れる。
ー麻里優勢だったこのムードを逆転させ、いくところまでいってみるか。ー
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