2015.10.22
かつて、東京カレンダーのビストロ特集で訪れた赤坂の『コムアラメゾン』。こちらのスペシャリテである「スープドガルビュ」に心底感動した私。「スープドガルビュ」とはフランス、ランド地方のママの味。最大の特徴は、生ハムでダシを取ること。そこに白インゲン豆、ちりめんキャベツ、じゃがいもなどを入れてコトコト煮込んでいきます。
(そのときの記事はコチラ)
決して派手ではないけど、一口啜ると胸をやさ〜しく撫でられたような心地に。そんな温かな味が印象深く残っているわけです。同店の涌井シェフがフランスでの修業時代に教えてもらい、その味を守り続けているのだそうです。
そんな想い出に浸っていたときのこと。友人から深夜の西麻布で旨いスープを飲んだ、という連絡が。「それ、何?」と聞くと、なんとその「スープドガルビュ」だというじゃありませんか。そこで、上記のようなエピソードを話したところ、なんとそのお店のシェフは『コムアラメゾン』で修業をし、その味を伝承してもらった方だと。
「これはデスティニー!」とばかりに早速、そのお店を訪れました。
場所は西麻布交差点から六本木方面に2分ほど。表通りですが、地下にあり、目印はこの看板のみ。見落とす可能性大です。こちら『Lis(リス)』は、フランス料理を学んだ堀川シェフが開いたお店(ちょうど1周年と言っていました)。
店内はBARっぽいですが、「居抜きなんで!」と、正統派のビストロ料理を提供しています。カウンターがあり、一人で訪れてもみんなでワイワイできます。
その日は、すでに食事を済ませていたので、「スープドガルビュ」と生ハムだけをいただきました。生ハムは、パルマ産のもので、脂の乗りがよく、カットも少々厚め。これは旨いっす。ハムを食べつつ、グラスワインをいただきつつ、目的の逸品が完成するのを待ちます。
そして、来ましたー!こちらが、正真正銘「スープドガルビュ」。この時点で24時近く。この時間にこれが食べられるのはうれしい限りです。味は先のお店を受け継いでいるだけあって、しっかりとおダシが出ており、白インゲン豆のホクホク感もしっかり感じられる。寒い夜だっただけに、心から温まることができました。
う〜ん、これは通ってしまいそう。メニューを見ると、パテやコンフィ、赤ワイン煮などのオーソドックスなメニューがそろう。美味しそう。そして、気まぐれで出るカレーやホットドッグも絶品だとか(他のお客様談)。
また、この日お店で話題になっていたのが11月3日(祝)に行われる「西麻布 太陽祭」。普段は闇夜の営業をしている西麻布の飲食店50店の方々が、太陽の下(11:00〜16:45)までの営業を行うというイベントです。今年で15回目を迎えるらしく、毎年この日は西麻布の飲食店の方々がベロベロになり、徘徊するとかしないとか。
普段、夜の西麻布で遊んでいる方々も、ぜひこの日は昼から西麻布で楽しんでみてはいかがでしょう。ということで、心も温まり、有益なイベント情報もいただき、「あとは寝るだけ」と夢見心地で帰路についたのでした。
※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。
この記事で紹介したお店
料理とワインの店 リス
おすすめ記事
2017.08.03
六本木上級者にエスコートされたい!ちょっと自慢できる六本木のマル秘デートプラン
2015.10.29
吉田類の酔いどれ時事放談
『酒場放浪記』の吉田 類が酒を片手にがんばって安保法案を語る!
2021.03.24
「カルボナーラが食べたい!」と衝動に駆られたら絶対に行くべき5店
2021.07.21
やっぱり、王道イタリアンが大好きなんだ!これぞ名作といえるトマトソースパスタ!
2016.02.07
有名バーテンダーが伝授する簡単つまみレシピ
ご飯も酒も止められない!おくらを使ったプロ考案レシピ3選
2019.10.27
大人のカジュアルって実は格好いい!楽チンなのに様になる、男の休日アイテム
2021.03.04
著名人が愛する恵比寿の店
金子ノブアキが2週に1度はデリバリーするほどハマった!本場・関西の味にこだわる鉄板焼き店
2021.08.01
マネできる名店パスタ
驚くほどバジルの風味がアップする!豊潤な香りが食欲をそそる「ジェノベーゼ」
2019.04.10
ぷりぷりの牡蠣がゴロゴロ入った絶品カレー!旨味爆発の名物メニュー!
2019.04.11
超著名人も通う西麻布の隠れ家和食。豪華すぎる春メニュー全9品を一挙紹介!
この記事へのコメント