ランチで鑑定!昼でも妥協なしのパフォーマンスを愉しめる名店4選

盛り込み八寸。海老の艶煮、小鯛の粽寿司などが賑やかに並ぶ

カウンター主体の小空間で世界に届く和食を
『神楽坂 くろす』

六本木『ザ・リッツ・カールトン東京』の開業が2007年、日本料理『ひのきざか』を筆頭に和食部門の統括料理長を務めた黒須浩之さんが2012年、神楽坂に店を開いた。

築40年の民家を改装した店は1階、2階合わせて15席。兵庫横丁の先の小路という奥まった場所ながら、早くも夜は予約至難の盛況ぶりである。

『ザ・リッツ・カールトン東京』以前にも長くホテルで料理長を務めてきた黒須さん。施設の顏ともいえる飲食部門の一角を担い、諸外国のゲストにも喜ばれる味を創造して日本の食文化を世界へ発信しようと、いわば「マス」を見据えた料理を作り続け、その結果数々の栄誉も授かった。

鯛の蒸籠蒸し。釜炊きの茶飯に軽く焼いた天然鯛とイクラを盛り付け蒸し上げる

「でもいつか自分自身と、目の前にいるお客さんのために料理をしたいという気持ちがあったんです」

限られた席数は「目の届く範囲で」という想いから。昼の会席はリーズナブルに。季節の味が詰まった盛り込み八寸はホテル時代から作る定番、お造りも点数は違えども夜と変わらぬ魚を惜しみなく使う。

「なによりお客様の顔を見、声を聞きながらの仕事は楽しく、発見も多い」と、黒須さんが嬉しそう。1人でも多くの人に自分の料理を味わってほしいと、お手頃価格の天刺御膳や鯛の蒸籠蒸し(上)など、気軽に楽しめる献立も用意する。

この店では妻・由起子さんが女将としてサービスを担当。2人の阿吽の呼吸がもたらす和やかな空気も「また来たい」と思わせる一因だ。

お造りは3点盛り。この日は中トロ、鯛、ミル貝(昼の会席より)

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