編集・鮓谷の東京“コスパ”カレンダー Vol.15

ジューシーなステーキは飲み物です!究極の牧草牛が食べられる新店

curated by
鮓谷 裕美子

※こちらの店舗は、現在『赤坂グリル』に店名を変更されております。掲載情報は店名変更前の情報です。
 詳しくは下記レストランページをご確認ください。

ジュースを内包した器と言ってもよいステーキ! ニュージーランド牧草牛(サーロイン・500g~/9000円~)

ついにここまで深化したのか、と口に含んだ瞬間、深く首肯してしまうステーキを体験してしまいました。

“草食肉”食女子を公言しているわたしですが、ヤバいお肉に出会ったのでご紹介します。

それがこの牧草牛が食べられる『カロフェゴ』。2015年7月30日(木)にオープンしたばかり、出来立てホヤッホヤ!

と、その前に、こちらの『天使の海老のカクテル』(1尾/520円)をば。

ニューカレドニアの海老を揃えるとは、ひとかたならぬメニュー魂を感じます。

いいステーキ屋さんには、美味しい海鮮が揃っていると常々思うのですが、やっぱりこの酷暑、最初に泡が飲みたいわけです。赤ワインでお肉を食べる前に、どうしてもキンキンに冷えた泡と、つるりん海鮮で舌を冷ましておきたい。

一日中取材で走り回って疲れきっているときにシャンパンがぬるかったら、わたしはとても、悲しい。ぬるいがベストという種類もありますが、肉体労働後にはキンっと冷えたものが飲みたいのです。ぬるい泡酒が舌に触れた瞬間には、ギャン泣きしながら、お店から走り出してしまいたい。

その点、こちらのお店はシャンパンがキィッンキィッッンなだけでなく、泡水の冷たさもパーフェクト(あああ、ちゃんと常温女子には常温で提供してくれます)。余談ですが、少しだけナイフとフォークを動かすときにも、わざわざ手袋をはめてカトラリーを移動してくれたのには、驚きました。

そしてまた余談ですが、スーツ姿の店長がシェフのするように肩にナプキンをかけて、テキパキ動いているのもセクシーでグッときます。

都内では珍しい薪火でじっくり焼くお肉(たぶんこれほど本格的なカウンター薪火肉は初かと)を待ちながら、前菜をパトロール。

と……そこには……!

ちょっと! こ、これは!!! 『ジョバンニさんのブッラータチーズとトマトのカプレーゼ』(3700円)! 札幌に移住してきたイタリアのチーズ職人、ジョバンニ・グラッツィアーノ氏が作る幻のチーズ。

長距離輸送も、保存も、大量生産もできないので、新規で契約は結べないはず、なのにこの新店にあるとは! セクシー店長は「ちょっとツテがありまして……」とハニカんでいます。

ブラッターチーズとは、モッツァレラと同じタイプの生地の中に、生クリームと裂いたモッツァレラを混ぜ合わせたもの(この混ぜ合わせたものはストラッチャテッラといいます。キャリーカミカミになりますね)を入れたチーズ。これは、まちがいなく都内で食べられる最高峰のブッラータチーズです。ミルキーすぎて、「え?ここ、不二家?」ってなりましたからね。

と、そこへ! 絶妙のタイミングで、運ばれてきました!!!!

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(しばし愛でます)

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