速水もこみちの夜BAR、夜メシ、夜レシピ Vol.3

速水もこみちがリラックスしすぎた、三宿の隠れ家BAR

curated by
速水 もこみち

バーというと、普段そこまで利用しない人にとっては少し敷居が高いかもしれない。とくにはじめて訪れるバーならなおさらだ。しかし、三宿にまるでリビングにいるかのようにリラックスできるバーがあった!思わず速水もこみちさんもリラックスしすぎてしまった!?

テーブル席はある程度、席間があるのがうれしい。CDや雑誌なども置かれており、一人で訪れても楽しめる

『バズオフ』

池尻大橋

バーのようでいて単なるバーじゃない。池尻大橋駅から少し離れた静かなエリアにある『バズ オフ』にはユニークなコンセプトがある。それは“1LBK”。リビング、バー、キッチン、1は「もう一つの何か」を意味し、たとえばそれは人との出会いだったりする。

オーナーの中島哲也さんが13年前に店をつくったとき、カルチャー好き同士が知り合える場になればという想いがあり、実際に今もクリエイターのお客は多い。現役クリエイターと、その世界を目指す若者との交流の場ともなっている。でも決してスノッブではなく、まるで家のように寛げるゆるさがある。

店内はカウンターとソファ席、2 人用のテーブル席で構成。カウンター利用のひとり客も多いとか。ニューヨークのロフトをイメージした内装となっており、カジュアルなギャラリーのようでもある

「ソファに座って気軽に長時間いられそう。友人や仕事関係の人たちとゆっくり話をするにはぴったりの空間です。ほんと、リビングみたい。でもよく見ると色んなアートが飾ってあって、映画やUKロックを好きな人がつくった空間なんだと感じます」

と、速水氏も名物の「酎トニックすだちのかほり」を飲みながらすぐにリラックスモードに。

そしてKのキッチンのとおり、食事も意外なほど本格派だ。ピザは生地から作っているし、名物のカツサンドは厚切りのカツに自家製のソースをたっぷりくぐらせパンに挟む。このカツサンドをハイボールと合わせて夜更けに食べれば、肉とソースが混じり合うジューシーさに背徳感を感じる。

速水氏もここには夜遅くに訪れたいと話す。

フードのLOが深夜4時と、夜食を食べるにももってこい。特製カツサンド

「2~3軒目の場所として最後に立ち寄りたいです。ディナーデートの2軒目としても合うし、“今まで行ったバーとは雰囲気が違う”と喜んでくれそう。僕は普段大人数で賑やかに飲むことが多いですが、もう少し穏やかに親密に飲みたい夜、この空間を試してみたいですね」

いやらしくないのに、結果、距離は縮まるという、一番ズルいとこをついた良店なのである。

旬のフルーツを使ったカクテルを随時用意。ストロベリーマルガリータ

カウンター席は6席。店主との会話を楽しむに来る人も多い

■プロフィール
はやみ・もこみち 1984年生まれ、東京都出身。日本テレビ系『ZIP!』内の“MOCO’Sキッチン”に出演中。現在、最新レシピ本「MOCO’S キッチンLOVE MEAT」が絶賛発売中!

■衣装
ジャケット¥140,400、シャツ¥69,120、パンツ¥55,080、ベルト参考商品〈すべてフェンディ/フェンディ ジャパン 03-3514-6187〉

※本記事に掲載されている価格は、原則として消費税抜きの表示であり、記事配信時点でのものです。

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