2015.04.05
藤崎聡子の たまに飲むなら、こんな泡 Vol.2ミラノ公式の幻の泡酒が、ようやく日本上陸!
2015年・ミラノ万博の公式サポーターにもなっているランティエリ。現存するワインセラーは1500年代から続く歴史的建造物でもあります。日本向けには日本の風土、料理の味わいなど吟味され、この3種類がようやくお披露目となりました。
伊ロンバルディア州、フランチャコルタ村は富豪たちが避暑地として別荘を持つ場所としても知られています。この地は古くからのブドウ畑が点在し、その土壌(テロワール)の慧眼といえる筆頭格が、今回紹介する「ランティエリ」ファミリーです。
彼らはフランチャコルタ村・プレシア地区に城を構え周辺地域を支配する貴族として西暦930年に誕生しました。時代は流れ、今のワイナリーへ移り住んだのが1500年頃。以来自社畑25ヘクタールに栽培されているブドウだけで年間15万本を醸造し、地元の根強いファンに支えられ、ほとんどが地産地消。
その幻のランティエリが、ようやく日本に上陸となりました。この3本、ブドウそのものは同じでありながら、ブレンド比率、ドサージュの有無など比較できる楽しさがあるので、まずはブリュットタイプを選び、それを中心に食べ物と飲み比べしてみると違いが明確にわかります。
たとえばお造り。醤油が良いのか、塩系が合うのか。そこにレモンやスダチなどの柑橘系を加えると……はたまた少し炙ったものと生のまま、etc。このちょっとした違いを発見できるのも同じブドウから作られるこのランティエリだからこそ。
ぜひ自分の好みを見つけてください。マッチングの面白さ、開眼しますよ。
■プロフィール
藤崎聡子 ふじさきさとこ ワイン スタイリスト。1997年、ワイン専門誌『ワイン王国』を立ち上げ、企画、広告、編集を兼任。2003年独立。以来男性ファッション誌やライフスタイル誌などを中心に、料理製作、料理に合うワインやシャンパン、またレストラン紹介などの連載を担当。ワインセミナー、レストランコーディネートも手掛けている。2007年度シュヴァリエ・ド・シャンパーニュ、2009年度日本では最年少でオフィシエ・ド・シャンパーニュ叙任。
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