美味しい料理とワインほど相乗効果が働くものはない。
食が酒を呼び、酒が食欲を湧かせる。そんな至福の時間を楽しむ最適解がここに。
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1.目黒は権之助坂イチ賑わう大人のフランチャコルタバル
『古澤亭』
コク深パスタにブッラータ!フランチャコルタ一択の夜も悪くない
フランチャコルタについて、「今日の楽しい時間を始めるための1杯」とは、フロアを回す古澤美奈子さん。
そのとおり、『古澤亭』では豊富にそろう泡で乾杯するところから夜が始まる。
そして、誰もが頼む前菜がスペシャリテの「アボカドとブッラータチーズのトリュフがけ」だ。
クリーミーなチーズとアボカドのコクとともにトリュフの香りが鼻を抜け、泡を口に含めば芳醇さはさらに広がる。
シェフの古澤正広さんのパスタは常連客からも定評があり、3種のチーズが入った「山わさびのパスタ」もまた泡を呼ぶ。
イタリア最高峰の泡酒をとことん浴びるのに、この上ない一軒だ。
― 〆の1杯はこれで決まり! ―
“〆チャコルタ”は瑞々しい軽めがよし!
小規模な家族経営ながら絶大な支持を得るモンテ・ロッサ。
「モンテ・ロッサ フランチャコルタ プリマキュヴェ ブリュット」(ボトル¥11,000)で爽やかに〆ると粋。
2.呑兵衛の街・赤羽に潜むワイン玄人たちの聖地
『ワイン+つまみ Nomka』
ワイン好きが絶賛する高次元のマリアージュは、中華とワインの到達点
立体駐車場地下の飲食店街にある立地や「ワインを楽しめる人のみ」の張り紙はマニアックだが、優しいオーナー夫婦が歓迎してくれる。
発酵やフルーツを使った捻りある料理に食通のファンも多い、赤羽の隠れた名店『ワイン+つまみ Nomka』がある。
香港料理店でシェフをしていた店主の五十嵐祐二さんの料理は、食材の合わせをはじめ、ジャンやソースもオリジナリティが満載。
香港や多国籍な要素を取り入れたメニューに目移り必至。
「牛ハチノスのエスニックソース蒸し」(¥1,480)はマッシュポテトとの組み合わせがユニーク。
干しエビ、香辛料、味噌で練ったソースがグルナッシュの冷えたロゼと絶妙に合う。
「しっとりレバーの香り醤油風味かぼちゃパン」(¥700)は食欲を煽るひと皿目に。
¥4,000台からのお値打ちワインはボトルオーダーが定石!
合わせるワインはナチュールが主体だがクラシックもあり、繊細な味つけの料理を引き立てる、穏やかな旨みのものが中心。「1本のストーリーをゆっくり味わってほしい」と、ここではボトルオーダーが定番。
時間の経過とともに表情を変える、ボトルでのワインの楽しみ方もぜひ体験してみてほしい。
― 〆の1杯はこれで決まり! ―
ブドウ原料の蒸留酒で二日酔い知らず!?
フランスのフィーヌは、食後に飲むと消化を促すといわれ、現地で親しまれている蒸留酒。醸造酒に比べて、翌日お酒が残りづらいとも。
「フィーヌ・シャンプノワーズ」グラス¥900。
3.渋谷を席巻中の人気店が手掛けるアッパーフレンチ
『C'est ouf』
背徳感たっぷりの美食にモダン・ブルゴーニュ。令和の大人が目指す洗練ってこういうこと
刺激的でじつに痛快。型にはまらないのはこういう店と膝を打ちたくなるのが、渋谷『C'est ouf(セウフ)』だ。
仏語のスラングで“ヤバい!”という称賛の意味を持つ店名どおり、ひと筋縄ではいかない魅力が満載。
初手のムースでもう“ヤバい!”ワイン片手の罪な夜が開幕する
まず、シェフはフランス料理の名門として名高い「セルリアンタワー東急ホテル」の『タワーズレストラン クーカーニョ』出身。
火入れやソース使いなど古典的なフレンチの技術を巧みに生かした料理は機知に富んでおり、食べ手をワインの虜にする。
「マリネサーモンパイ」¥990。マスカルポーネとサワークリーム、西洋わさびのバランス感も絶妙!
「ハンバーグ・アン・クルート」¥3,550。粗めにミンチした牛と豚肉の旨みが炸裂。
「白トリュフ香る贅沢クリームパスタ」¥1,400。
「マニュエル・オリヴィエ」(グラス¥1,600)のリッチな樽感もある芳醇なシャルドネが、白トリュフの香りの奥行きを広げる。
山椒が効く〆のひと皿
「グアナラ70% 生チョコレート/山椒」¥980。パッションフルーツのソースとともに。
赤白泡ロゼ……とグラスは約15種!
オープン当初は自然派ワインの比重が多かったというが、料理に合わせてクラシックの方が多くなった。
地域にこだわらず全世界のワインを取り入れており、N.Y.のリースリングなど好奇心が掻き立てられる1本もある。
至福のひとときを15時から楽しむことができる、ワイン好きの食道楽にとって最上の歓びの場だ。
― 〆の1杯はこれで決まり! ―
爽やかなピノ・ノワールで品のいい終幕を
「ミッシェル・マニャン マルサネ・モゴット・モノポール2021」グラス¥1,600。
重すぎない味わいでいて余韻が長く続く上品なピノ・ノワールだ。
4.深夜の胃袋を受け止める六本木の隠れイタリアン
『クッチーナ アッラ バーバ』
「3杯以上」飲める大人にだけ開かれるワインラバー垂涎の秘密基地がある
スナックやバーがひしめく雑居ビルの3階で、看板も掲げず店を営む『クッチーナ アッラ バーバ』。超隠れ家な立地だが、同業シェフや食通たちにもファンが多いイタリアンの名店だ。
入店の条件は「3杯以上飲める」こと。だが、一歩入ってしまえばそんな杞憂は吹き飛ぶ。
1本2本とエンドレス!空いたボトルが目の前に並ぶ、全メニューがワイン泥棒
店主の馬場光明さんは、西麻布『ヴィーノ デッラ パーチェ』や白金『リストランテ アッラ バーバ』で腕を振るってきた実力派。
紙にぎっしりと書かれた膨大なメニューは前菜だけで30種以上、パスタや肉料理も目移りするような品ぞろえだ。仕事の丁寧さや美味しさを追求した料理を気取らず堪能できる。
ポルチーニには、サンジョベーゼで文句なし!
フォンドボーの深いコクとポルチーニの香りが悶絶級の「ポルチーニ茸のスパゲッティーニ」¥1,950。
「ペルゴライア」(¥1,700)の伸びやかな酸が旨みに輪郭をつける。
カルパッチョは「トラミン」が鉄板
リピーターの多い「天然鮮魚のカルパッチョと薬味サラダ」(¥2,750)は、ハーブの爽やかさがシャープかつフルーティーなソーヴィニヨン・ブラン(¥1,500)とマッチ。
軽快なフラッパートとトリッパが、最高にセンス良し
生のハチノスで作る「トリッパのトマト煮」¥1,400。
フラッパートと100%のシチリアの赤(¥1,500)が料理の旨みを引き立てる。
上質なワインを手頃に楽しめるのも魅力。気軽さと絶品料理が杯を加速させ、3杯どころかボトルが1本2本と空に。
扉をひとたび開けば、真のワイン好きとだけ共有したい夜が待っている。
― 〆の1杯はこれで決まり! ―
“神話的生産者”の自然派は大トリにふさわしい
コルヴィーナ主体のヴェネトの自然派ワイン「ラルコロッソ 2021」¥1,200。
生き生きとした果実味と滑らかな飲み心地で、熟成させたチーズと合わせて楽しみたい。
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