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男と女の答えあわせ【A】 Vol.308

結婚願望ゼロだった27歳男性が、交際2年で突然プロポーズ。彼の心が変わった“理由”とは

三浦マキ

A1:自分のことで手一杯で、余裕がなかったから。


加奈と出会ったのは、友人の紹介だった。当時26歳だった加奈は、IT系の会社で営業をしており、ハキハキと話す感じが素敵だなと思った。

しかも加奈は可愛いだけではなく、しっかりと自分を持っている。そこもまた魅力的で、初対面の時から僕は彼女に強く惹かれていたように思う。

「加奈、付き合わない?ちゃんと大事にするから」

だから二度目で、僕は加奈に告白をした。

当時の僕はまだ27歳で、今から考えると青二才も甚だしく、未熟だったはず。それでも加奈は交際を申し込むと心底嬉しそうな笑顔を向けてくれて、僕たちはすぐに交際することになった。


ただ交際してすぐに、加奈から将来のことを聞かれ、僕は返答に困った。

「亮太、将来のこととか…考えてるよね?」

思わず言葉に詰まる。なぜなら、当時製薬会社でMRをしていた僕は信じられないくらいに忙しく、激務だったから。

それに加えて飲み会なども多くあり、心底疲れ果てていた。

― 結婚なんて、考えられないな…。

そう思った。

もちろん、加奈の存在の大きさは交際当初から気がついていた。彼女がいてくれるだけで安心できたし、心の支えになっている。それに、別れる気は更々ない。加奈のことは好きだし、大事にしたいと思っていた。

でも、結婚はその時は考えられなかった。

だからものすごく考えた結果、僕は本音を言うことにした。

「うーん…。加奈のことは好きだし大切だけど…。しばらく結婚はしないと思う。これは加奈がどうこうとかじゃなくて、僕が結婚に向いてなさそうだなと思っていて。だから“結婚は考えられない”、というのが正直なところかな」

一切、嘘はついていない。すべて真実だ。

だからだろうか。加奈はこれ以降、“結婚”について言及してこなかった。


ただ僕にとって、これがとても良かった。

正直、加奈と交際した当初は自分のことでいっぱいいっぱいで、他人のことを考えられる余裕なんてどこにもなかったからだ。

日々のタスクをこなすことに追われており、僕は周りが見えていなかったかもしれない。

それでも、何も言わずについてきてくれた加奈。

この、“余分なプレッシャーをかけずに待っている”状態だと、逆に申し訳ない気持ちにもなってくる。

― ちゃんと考えないといけないよな…。

そう思っていた。しかし実際は日々忙殺されて、それどころではなかった僕。

ただ、しばらくして転機が訪れることになる。

実は加奈と交際して1年が経った頃から、転職を考え始めた。今の会社にはお世話になったけれど、もっとステップアップしたい。それに新たな世界も、見てみたい。しかし今の給料を捨ててチャレンジする勇気もない…。

などとウジウジ悩んでいる時に、冗談で加奈に聞いてみたことがある。

「そろそろ転職したいんだよね…。今の会社は成長させてくれたけど、次のステップに行きたいなと思っていて。ただ、今より給料が下がるかもしれないし、上がるかもしれないし…まだ未知数だけど。もし僕が、無職になっても加奈は大丈夫?」

すると、加奈はあっけらかんと言い放った。

「もちろん。いざとなったら、私が養ってあげるよ」
「まじか。心強いな〜」

この一言で、どれほど救われただろうか。

結局この後、僕は転職することになった。

この記事へのコメント

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No Name
想像以上のしょうもなアンサー
2026/02/22 05:2815
No Name
彼の友人対してきちんと挨拶するとか軽く雑談するなんて誰でも出来るけど...何言ってんだ? これ出来る女性は意外に少ない?どんな統計だよ。
2026/02/22 05:2313Comment Icon1
No Name
どこに出しても恥ずかしくない
余計な一文。結婚を更に “決意した” 理由が加奈の人間性ではなく「どこへ出しても恥ずかしくないとの対外的評価に繋がっている。結婚の判断が彼女自身の事ではなく他人からの評価を優先したように感じてしまう。
2026/02/22 06:239Comment Icon3
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男と女の答えあわせ【A】

三浦マキ

男と女は全く別の生き物だ。それゆえに、スレ違いは生まれるもの。

出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。

—果たして、あの時どうすればよかったのだろうか?

できなかった答えあわせを、今ここで。

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