2026年が華々しく幕を開け、早くも2ヶ月。“食感度”高き読者ならば、そろそろ春の外食計画を立てたいところだろう。
今回もオープンわずかで話題沸騰中の新店から、5軒をピックアップ。気になるレストランは、どうぞ今すぐご予約を!
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令和の『81』の舞台は一棟丸ごと。あのワクワクが止まらない夜が帰ってきた
東京のレストランシーンに常に嵐を巻き起こしてきた料理人・永島健志が3年ぶりに帰還した。
今や伝説となったスペインの三ツ星店『El Bulli』での修業経験を引っ提げて、2012年に“劇場型レストラン”を立ち上げた永島さん。
新生『81』は、イノベーティブな料理とモダンアートとが呼応する濃厚な空間だ。
胸がザワリとするギャラリーでアペ。からの、漆黒の空間でのディナーは予測不可能
ギャラリーでは「ウロボロス 過去と未来の同時対話」と題し、4人のアーティストの作品を展示(※取材当時)。
アペリティフを手にこれらを鑑賞する時間が、体験の第一章となる。
永島さんの指揮のもと『Noma』『Gaggan』など世界のトップレストランを経験したシェフのパコ・ラ・モニカさん、キュレーターのソイ・ルーイさん、ブランドマネージャーのアレッシオ・ゴルニさんら“TEAM 81”が提示するのは“アートペアリング”。
2階のギャラリーで気鋭のアーティストの作品を鑑賞したのち、それらと通底するコンセプトのコースを1階で楽しむという流れだ。
千葉・鴨川で捕れた鹿にさまざまな技法を凝らしビーツ、焼きミカン、ハスカップなどの香りを添えて。
『81』のシグネチャーである「カルボナーラ」もアップデート。トリュフをまとった柔らかな茹で卵は“命”を表し、これを割ることで新たなものが創造されるというメッセージが。
料理は季節のコース+ペアリング(¥36,000)の一例。
すべてが最先端でありながら、茶道に於ける「一座建立」「主客一体」に通じる体験ができる空間は、既存のレストランの枠を超越している。
次々繰り出される料理に粋なワイン。心地良い非日常に異国かと錯覚する
禁酒法時代にこっそり営業されていた酒場の呼び名“speak easy”は、現代では隠れ家的なバーを指すが、店名の「BLINDTIGER」はその中国語訳なのだそう。
その名のとおり『瞎虎餐廳 BLINDTIGER DIMSUM』は、人目を忍ぶように存在している。
オーナーシェフの馬渕 了さんは、丸の内にある人気店『YAUMAY』の総料理長を務めた人物。
点心師としての経験を存分に積み、おまかせコースでさまざまな点心を楽しめるスタイルの店を開くに至った。
驚くほど細かなひだをつけて餡を包む「蝦餃(エビの蒸し餃子)」に始まり、スペシャリテの腸粉、エゾアワビやフカヒレなどリッチな食材を使った品々は作りたてだから、生地の瑞々しさや素材感が桁違い。
その味わいに、点心の経験値がアップデートされるはずだ。
自慢の逸品である「脆蝦腸粉(揚げ湯葉と海老の腸粉)」は、自家製の白い生地と揚げ湯葉の食感のコントラストも見事。
料理はフルコース(¥15,000)の一例。
また、上階には『The SG Club』監修のカクテルを提供するバーがあり、オリジナルカクテルと点心を楽しめる。オンリーワンのひとときを。
話題店のオープンラッシュな人形町で大ブレイクを予感させる空気がある
そこかしこに日本情緒がほのかに漂う街・人形町の中でも、特に古くからの名店が立ち並ぶ甘酒横丁。そのすぐ裏手に、小体なビストロが出現した。
『Bistro tercera』のシェフに抜擢されたのは、現在27歳の田島優己さん。歴史あるフレンチレストラン『銀座レカン』、そして『渡辺料理店』ではスーシェフを務めた経歴を持つ、フランス料理一筋の若き料理人だ。
それだけに、バター香るブリオッシュを添えたフォアグラのテリーヌなど手間ひまかけた自家製のシャルキュトリ類から、熱々のオニオングラタンスープ、ブイヤベースなまで、フレンチ好きの喉が鳴る料理がずらり。
生産者のもとを直接訪れるなど、自身で仕入れ元を開拓して納得した素材を積極的に取り入れる姿勢も頼もしい。
「蝦夷鹿ロースト」¥6,600。
同世代のハンターから届く鹿を絶妙な火入れで仕上げ、赤ワインベースのリッチなソースと。旬のちぢみほうれん草やミニにんじんも添えて。
木場のナチュラルワイン専門店『Modern liquor』が手掛けており「ワインが飲みたくなる味」がテーマ。
厳選されたリストも満足度が高く、目指して訪れる価値ある一軒だ。
無駄を削ぎ落したカウンターが、料理の素晴らしさを引き立てる
大阪・なんばにある「木津市場」は、江戸時代には“天下の台所”と呼ばれ、現在も大阪の食文化を支えている歴史ある卸売市場だ。
その一角で、11年間にわたりうるさ方の胃袋を掴んできたイタリアンが、2025年秋、東京に打って出た。
生粋の大阪人であるオーナーシェフの羽田達彦さんは、4年間のイタリア修業のうち、3年間をエミリア・ロマーニャの星付き店『Il Povero Diavolo』で過ごし、スーシェフまで務めた人物。暖簾分けを許され、同じ店名の店『Il Povero Diavolo』を構えた。
自由で新しい味を求め、料理に向き合っていた師の背中を追うように、羽田さんも型にはまらない表現を追求。
なにわ仕込みの独創性が、東京の大人たちの固定観念を覆す!
イワシを使った端正な前菜に始まり、“名刺代わりのひと皿”ともいうべき「ぶり大根」はその真骨頂だ。
スペシャリテの「ぶり大根」は、片面と皮目のみに火入れしたブリを、大根おろしとヴィネガー、一番だしのソルベといただく独創的な一品。
ヒバの枝を挿した鮮魚をヒバの葉、ほうれん草と共に蒸した一品は、鍋を開けた瞬間に漂うヒバの鮮烈な香りが。
ディルのサルサヴェルデを添えて。
豊洲市場に近いエリアに店を構えると同時に、産直素材も取り入れた。新たな食材との出合いが、その創造性にさらに磨きをかけている。
厨房の活気を真正面に臨むカウンターで、チャイニーズ+和の融合に感嘆する
“少量多皿”のチャイニーズの代表格として名を馳せる麻布台『Series』。東京ソラマチにある『Series the Sky』に続く姉妹店が、神楽坂にオープンした。
20皿超えのめくるめくコースに心躍る
総料理長の金子優貴さんが監修する最新店『茶龍』では、既存店とはひと味違うコンセプトを掲げている。
それは「トラディショナルな中国料理に、日本ならではの食材や和食の技法をかけあわせた唯一無二のコース」。
西京味噌に漬け込んだイベリコ豚を使ったチャーシューや、芹や春菊を餡に忍ばせた点心、白髪ねぎのかわりにあしらった柚子の香りが“日本の冬”を想起させる鮮魚の蒸し物など、伝統的な料理に和のエッセンスがしっくりと調和した品々が実に20皿以上登場する。
「信玄鶏 塩麹 フォアグラ」は、カシューナッツを塩麹で発酵させたヴィーガンフォアグラを手羽先に詰めた驚きの一品。
点心は左上から時計回りに「海老 春菊 蒸し餃子」「上海蟹 小籠包」「鶏肉 芹 蒸し餃子」。
「メニューに書かれた料理名からは想像のつかない味をお楽しみください」とは、厨房を預かるシェフの金田崇之さん。感性を刺激する晩餐が待っている。
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