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【2025年度版】ホテルは「個性」で選ぶ時代へ。注目の新規開業ホテル総まとめ

【Trend 4】ライフスタイルホテルの多極化。キーワードは「繋がりとカルチャー」


大石:手頃な話題では、“ブティックホテル”や“ライフスタイルホテル”が続々と誕生。

里見:その違いって何でしょう?

9月に開業した「SOIL Nihonbashi Hotel」は計14室。全客室のバルコニーに植物が立ち並ぶ


大石:ブティックホテルは元々1980年代のNYで生まれた言葉で、端的にいうと個性派小規模ホテル。

最近の開業だと路地裏園芸がテーマの「SOIL Nihonbashi Hotel」が当てはまると思います。ライフスタイルホテルはカルチャーを発信してゲストの日常に影響を与える姿勢を表しています。

大きな施設にも言えて、例えば「W HOTELS」は2005年頃からライフスタイルホテルをうたっています。派生で「lyf渋谷東京」は“ソーシャル&ライフスタイルホテル”と表していますね。

2024年12月開業の「lyf渋谷東京」はシンガポール拠点のアスコットの次世代ブランド


里見:世界中どこの「lyf」に行ってもコミュニティと繋がれる“居場所”を目指しているとか。

【Trend 5】大阪・京都が開業ラッシュ。世界のブランドが2都市を席巻!

5月に開業した「パティーナ大阪」は、大阪城を一望できる


里見:ライフスタイルホテルの進化版として、「パティーナ大阪」は“トランスフォーマティブ・ラグジュアリー”を打ち出していて、これは日本で初めて聞く概念。「大きな変化をもたらす」「変革する力」という意味らしいです。

大石:大阪城の目の前という立地も、気分的に変革感が増す(笑)。2025年は打ち出すテーマがさらに多様になってきています。

4月に開業した「ウォルドーフ・アストリア大阪」のラウンジ『ピーコック・アレー』


里見:さらに、「ウォルドーフ・アストリア大阪」、間もなく「カペラ京都」が開業。関西の日本初上陸ブランドが豪華!