2025.03.13
関西ナンバーワンと謳われ、東京・銀座に進出したあとも勢いを増し続ける『鮨 さえ㐂』。
その総大将、佐伯裕史さんが監修する“ホテル鮨”にまさに人気急上昇中のダンス&ボーカルグループFANTASTICSのボーカルふたりをご案内。
彼らの現在地と今後の展望について話を聞いた。
「ライバルというより友達」なふたりが語る7年目の絆
一緒に美味しい鮨を食べたい相手を聞かれて、「FANTASTICSで一緒にボーカルをしている颯太ってやつですかね……(隣を見て)エッ、いつからいたの!?」とボケをかます八木さん、「やかましいわ!」とツッコミを入れる中島さん。
“さえ㐂”のスペシャリテである「マグロの漬け」を堪能しながら、息の合ったところを見せてくれた。
「シェラトン都ホテル東京」の『鮨 白金 さえ㐂』で食事を終えた八木勇征さんと中島颯太さんを、12階の「プレミアムフロア THE CLUB シロカネスイート」へとご案内。
まずはキリッと冷えたシャンパンで喉を潤してもらい、インタビューを始めた。
東カレ:おふたりの漫才のような掛け合いが印象的。普段からそういう感じですか?
中島:僕らは同じタイミングでFANTASTICSに加入して、入った当初から仲が良かった。
これまで一緒にいくつもの試練を乗り越えてきましたし、ライバルというより昔から知っている友達のような関係性ですね。
八木:僕の方が年上だけど、しっかり者の颯太に頼ることが多いかも。
中島:そういえば、オーディションの時の勇征くんは緊張しているように見えた。
八木:初めての経験だったしね。颯太は合格しそうだったよ。真面目そうだし、「夢に向けて頑張っています」と言わんばかりに目をキラキラさせていて。
でも、会って話をしたら、いい意味で裏切られた。大阪出身でボケとツッコミのレベルが高い。笑いのツボも自分と合うので、居心地もいい。
中島:出会ってから7年経っても、こんなふうに僕のことを評価してくれる。純粋な人柄にグッときますね。
八木:ならもっとちゃんと労って!
中島:えっと発言を撤回します。先ほどまではピュアだと思っていました(笑)。
八木:ココ、記事に使われちゃうんだろうなあ(苦笑)。
東カレ:おふたりはオフにも会ったりするんですか?
八木:割とそうですね。サウナにも行きますし。周りに驚かれたのは、レコーディングが終わってからふたりで“ディズニーシー”に出かけたこと。
中島:まだ陽がある時間だったし、これなら行けるんちゃう!?みたいなノリで。ビールも飲めて楽しかったです。
東カレ:ところで2025年は始まったばかり。昨年はどんな一年でしたか?
中島:各メンバーのソロ活動の経験が、グループのパフォーマンスや人気に還元された印象が強いです。
例えばアリーナツアーのリハーサル。それまで構成を考えるのは主にリーダーの世界さんと大樹くんでしたが、メンバー全員がアイデアを出し合い、ブラッシュアップしていくスタイルに変わりました。それぞれが個々に力をつけた結果だと思います。
八木:2024年のツアーはFANTASTICSにとって大きな一歩になったと僕も思います。コロナ禍でしばらくつらい時期を過ごしたけれど、ようやくステージに立ち最後まで完走することができた。
幕張メッセでは追加公演まで実施できたし、全国の映画館で行われたライブ・ビューイングにも大勢の方が注目してくださった。ファンの皆さんとの絆の深まりも感じられました。
東カレ:おふたりそれぞれがドラマに出演するなど、ソロの活躍も目覚ましかったですね。
八木:ボーカルがふたりとも芝居に取り組むのはLDHでは珍しいこと。やるからにはアーティスト業も俳優業も半端にしたくない。颯太も同じじゃないかな。
より多くの人にグループの存在を知ってもらいたいという思いも、二足のわらじを履く原動力になりました。思えば、節目節目で連絡を取って励まし合ったっけ。
中島:信頼関係を築くことが僕らにとっては特に大切だと思います。
ボーカルは曲の前後のトークなどグループをリードすることも求められますが、ふたりの呼吸がかみ合わないと後ろのパフォーマーがダンスに集中できない。
ただ、僕らには経験がなくて、最初のうちは引っ張り方すら分からなかった。先輩たちの叱咤激励に対して、とにかく「頑張ります」と返すのが精一杯だった。
だから、僕らふたりの絆はいつだって深くあろうと。最近は、安心して任せてもらえるようになりました。
八木:颯太のメンタルの強さには何度も救われました。
デビューに向けて日本全国を巡るLDHおなじみの“夢者修行”では生身のお客さんを前に恥ずかしい思いもしたし、自分の未熟さを突き付けられて「この仕事に向いていないんじゃないか」と悩んだりもしたけど、現実逃避しそうな僕を颯太は落ち着かせ、ふたりきりのレッスンなどでマインドを変えてくれた。
いまは失敗を恐れなくなったし、切り替えることも必要だという考えが自分の中で育った気がします。
東カレ:いいバディですね。
中島:(目を輝かせて)そのとおり!
八木:(笑)。
中島:ちなみにアドバイスをする時も、言い方には気をつけます。そしてそれ以上に、ここの歌い方にグッときたとか良いところを見つけて褒め合う。
勇征くんとはやりやすいです。お互いに喧嘩したくないタイプなので。
八木:相手が颯太じゃなかったら僕は折れるしかなくて、仕事だけの付き合いになっていたかもしれないです。
東カレ:ミニアルバム『Dimensional Bridge』も発売されました。どんな一年にしたいですか。
中島:FANTASTICSはデビュー当初から楽曲ごとに、異なる世界観を描いてきました。
今回のミニアルバムでいえば、「Yellow Yellow」と「TOP OF THE GAME」だけ比べても同じグループの曲なのかと思うほどイメージが違います。
そうした変幻自在な表現など、僕らが持つすべての力を出し切りたいと思っています。
八木:僕はファンの皆さんの気持ちをよりいっそう意識するように。
推しを追いかけることって大変だと思うんです。仕事や勉強と両立しなければいけないですから。でも、お金を使ってライブに来てくださる。ときには睡眠時間を削ってコンテンツをチェックしてくださる。本当に、感謝しかない。
この数年、FANTASTICSはマジで勝負をかけていて、だからこそソロの活動の幅も広げているので、ファンの方にはさらに無理をさせてしまうかもしれませんが、どうかついてきてほしい。
その先にある景色を一緒に見たい。僕も覚悟を持って頑張るので。
八木さんは冷静だったが、内に秘める情熱を感じさせた。中島さんの目は吸い込まれそうなほど澄んでいた。
彼らは目の前の景色をしなやかに塗り替えてくれるに違いない。ふたりを見て改めて、そう確信させられた。
― Information ―
2025.03.12 Release
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オールドスクールなファッションやダンスの要素を取り入れたファンキーな1曲。
7月19、20、21日の3日間、自身最大規模のさいたまスーパーアリーナ スタジアムモードでの公演の開催も決定。
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■プロフィール
1997年生まれ、東京都出身の八木勇征さんと1999年生まれ、大阪府出身の中島颯太さん。ともに2017年「VOCAL BATTLE AUDITION5」に合格してFANTASTICSに加入。
■衣装
[八木さん]ジャケット¥372,900、シャツ¥97,990、パンツ¥170,500、ブーツ¥236,500〈すべてエトロ/エトロジャパン TEL:03-3406-2655〉、ピアス¥3,300〈ヘンカ/ロードス ショールーム TEL:03-6416-1995〉
[中島さん]ジャケット¥79,200、シャツ¥44,000、インナー¥20,900、パンツ¥41,800〈すべてサイト/ヨウジヤマモト プレスルーム TEL:03-5463-1500〉、ピアス¥27,500〈スキャット/ロードス ショールーム TEL:03-6416-1995〉
▶このほか:目黒蓮×佐野勇斗が、ラグジュアリーホテルのスイートで語り合ってみた。お互いの第一印象とは…
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