SPECIAL TALK Vol.119

~すべてを制覇したい気持ちは変わらない。経営陣になっても燃えたぎる闘志がある~

令和のニューリーダーたちに告ぐ


ヨーロッパ最強といわれるフランスの名門ハンドボールチーム「パリ・サン=ジェルマン」(PSG)。ゼネラルマネージャーを務めるのは、元ハンドボール選手のティエリ・オメイヤー氏だ。

「Die Mauer(=壁)」とも評された名ゴールキーパーのオメイヤー氏は、フランス代表としてオリンピック、世界選手権、欧州選手権で幾度となくチームを優勝に導いた。

選手としてのキャリアをPSGで終え、その後、ゼネラルマネージャーに就任。昨年はPSGを率いて来日し、親善試合も行った。

今夏も来日を果たしたオメイヤー氏にその半生を聞きながら、日本ハンドボール界の未来をともに考える。

ティエリ・オメイヤー氏 1976年、フランス共和国オー=ラン県ミュルーズ生まれ。1994年に故郷のクラブ、セレスタ・アルザス・ハンドボールでプロのハンドボール選手としてのキャリアをスタート。その後、EHFチャンピオンズリーグで4回優勝し、国内トロフィーを43個(合計49個のタイトル)獲得。 2008年には世界最優秀ハンドボール選手に選出される。フランス代表チームとしては、オリンピック金メダル2回、世界選手権5回、欧州選手権3回を含む、10個のトロフィーを2回獲得。2018-2019シーズン後に引退したのち、2021年1月からパリ・サン=ジェルマン・ハンドボールのゼネラルマネージャーに就任。



金丸:本日(2024年7月5日)はパリ・サン=ジェルマン・ハンドボール(PSG)のゼネラルマネージャーであるティエリ・オメイヤーさんにお話を伺います。お忙しいところ、ありがとうございます。

オメイヤー:こちらこそお声がけいただきありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。

金丸:私がCEOを務めるフューチャーグループには、プロハンドボールチームの「ジークスター東京」があり、私自身は日本ハンドボール協会の会長を務めています。ヨーロッパ、特にフランスではハンドボールは国民的な人気を誇るスポーツですが、実際に現地で試合を見て驚かされたのは、数あるプロスポーツの中でも、選手とファンの距離がとても近くて、ファンに対するサービス精神にあふれていたことです。一度見に行ったら、誰もがファンになるのではと思いました。

オメイヤー:いま、日本でもハンドボールが盛り上がっていますよね。男子日本代表は、パリオリンピックへの出場権を自力で勝ち取りました。

金丸:オメイヤーさんとはこれまで何度かお会いしていますが、今日はオメイヤーさんの生い立ちから選手時代の話、そして日本とフランスのハンドボール界についてじっくり伺いたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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