今年3月、西麻布の交差点近くにオープンした『七ひろ』。
洋食や中華のエッセンスをプラスした、本格和食が楽しめる。
カウンター6席というお忍び感たっぷりの店内に、1日2組のみの完全予約制。
特別な日のデートで訪れたい一軒だ。
石かわグループで培った和の技法で、確かな日本料理を構築する
活けのまま目の前でさばき強火の炭火でさっと炙った伊勢エビは、醤油で軽く和えたあと、オリーブオイルとホワイトバルサミコ酢で調味。
一方、新玉ねぎとメバルの小鍋仕立ては、メバルのアラと甲殻類からとった出汁があたかもブイヤベースの如き旨みを醸し出す……。
和と洋の巧みな融合を楽しませてくれるのは高橋七洋シェフ。
『御茶ノ水 小川軒』で研鑽を積み、銀座のワインバー『シノワ』や石かわグループの『レストランナンペイダイ』『NK』で辣腕を振るってきたベテランだ。
その高橋さんの新たな檜舞台がここ。この3月、西麻布の交差点近くにオープンした『七ひろ』だ。
経験から導き出す緻密なロジックは、絶妙な和と洋の融合を成し遂げた
「ここでは和を骨格としつつ、洋や中華のエッセンスを違和感なく取り入れた料理を提供しています」とは高橋さん。
旬の食材を散りばめた一皿ひと皿は素材感を活かしたシンプルさも魅力。
メニューには具体的な料理名はなく、素材を記してあるのみ。
“伊勢海老”とだけ書かれたその一品は、炭火で炙ったレアな伊勢エビのお造りが登場。
“メバル 新玉ねぎ”。
蛤の出汁や魚介類のアラでとった出汁を合わせたスープがしみじみと舌にしみいる。
“岡トマト”は、冷製パスタのようなトマトソース素麺。
トマト作りの匠、岡さんが育てたトマトは甘酸のバランスが絶妙。これを爽やかなトマトソースに仕立てて提供。口直し的な佳品。
“釜炊きご飯”。
取材日はアサリ入りのサフランライス。タイ米とうるち米を掛け合わせたカレールウと良く合う品種「華麗舞」を使用。
“澄まし麺”はすっぽん出汁と牛のコンソメを合わせたスープで頂くラーメン。
初めて食べたのに、どこか懐かしい温かみのある美味しさが身上だ。
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