2024年3月14日、「東京エディション銀座」がついにグランドオープンを迎えた。
エディションといえば、2013年にロンドンで始まった最高級のライフスタイルホテル。日本での開業は虎ノ門に続き2軒目となる。
虎ノ門が38階建ての複合ビルに入る計206室のホテルなのに対し、銀座は14階建てのビルすべてがホテルとなり計86室。
銀座の一等地にありながら、隠れ家的な心地よさをもつホテルの魅力をレポートする。
隈研吾氏&イアン・シュレーガー氏デザインの非日常空間
何度も通ったことのある「銀座松屋」の斜向かいなのに、「東京エディション銀座」に入るとそこは別世界。街と地続きにして、行き交う人の足音が一瞬で消える感覚だ。
吹き抜けの天井から、世界一長いのではと思うほどのカーテンが垂らされ、ラグやソファも白。優しい白とダークウォールナットの壁がエレガントに調和して、入って3秒で好きになる。
同じフロアで鍵を受け取りエレベーター前に進むと、ディープに光るピンクの壁がいきなり登場。
壁一枚で惑わすとは、やっぱりここは遊びが得意なエディションなのだ。
シンプルで無駄のない、上質な客室へ
再び客室も白と茶のデザイン。要素は少ないのにとびきりお洒落で、真似できそうで、できない。
“銀座の中心に住むとしたら”の答えのような上質さに、このホテルを手がけたイアン・シュレーガーと隈 研吾氏が巨匠たる所以を知る。
窓を開ければアディダスのショップ。窓一面に商品が並ぶ。予想外のスニーカー・ビューも、街に溶け込むホテルらしい景色だ。
英国発、日本初のパンチバーが格好いい
夕食前は日本初進出となる「パンチ ルーム」へ。
そこは19世紀ロンドンのプライベートクラブで飲まれていたパンチ・カクテルを、都市ごとにアレンジして提供するエディションの代名詞的バー。
結論、このバーへ来週にでも行って欲しい!日本家屋の意匠を取り入れた空間の意外なほどの艶やかさよ。格子天井に和を感じ、でも家具は華やかな英国調。
東西融合の見本といった様式美で、そこで飲むのが銀のボウルからシェアするパンチとくれば、「どれだけ洒落てるの?」と突っ込みたくなる。
パンチはノンアル含み17種を用意し、見た目も綺麗だからデートにも最適。
しっかり話したいデートにぴったりのメインダイニング
高揚したままブラッスリーに行くと、メニューには誰もが馴染み深いラザニアやフレンチフライもある。
料理も空間もゆったり寛げる仕上がりだ。もう夜のうちに思った。このホテル、通います。
■施設概要
施設名:東京エディション銀座
住所:中央区銀座2-8-13
TEL:03-6228-7400
料金:1泊1室¥151,800~
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