大地が創り上げた生命力溢れる食材が、体内の美しさを引き出す
銀座のランドマークとしても知られる東京銀座資生堂ビルに、この春“コンフォート”をキーワードとしたレストランが誕生する。
柔らかな日射しを思わせるオレンジ色の天蓋アートワークや、若葉のようなグリーンを基調とした開放的な空間で供されるのは、季節の“旬感”を切り取った食材ありきの料理。素材のコンディションを見極めたうえでメニューを考案し、最適な調理を施すことに注力するのは、シェフの宍倉健太氏。
「昔は、旬のものを“素”の状態で食べるというのが当たり前だった。ここでは、盛り付けやテクニックで魅せるのではなく、素材の味や、食材が持つパワーをダイレクトに感じてもらえる料理を作っていきたい」と語る。
全国から選りすぐった野菜や肉を使った美味を引き立てるビオワインも用意。フランスやスペイン、チリなどのクセが少なく、飲みやすいタイプをセレクトしている。
『FARO _ slow time』が考える、美しくなるための料理は、我慢を強いるようなストイックなものではなく、自然と日常にとけこみ、生活を豊かにしてくれるものだ。その時期にしか味わうことができない“大地の恵み”をふんだんに使った料理は、ゆっくりとカラダに沁み込み、やがて、生命の源に。
美しく、健やかに生きるヒントは、きっと、この場所にある。