
帰宅後ルーティンで、新しい人生が始まる。1日を2倍にする時間管理法とは
「もっとキャリアアップしたい」「もっと洗練されたオトナになりたい」「もっとモテたい」
そんな上昇志向が強いオトナのために、東カレ編集部が厳選した“ワンランク上の自分になれるための本”を紹介します。
最近活字離れが進んでいる貴方も「5分だけ」読んでみてください!
今回、ご紹介するのは、『人生をガラリと変える「帰宅後ルーティン」』リュ・ハンビン著(文響社)。
▶前回:「将来に何になりたい?」と子どもに聞いてはいけない!?ハーバード生たちに学んだ子育てのルール
みなさんは、会社が終わったあと、何をしていますか?
ゴロゴロとYouTubeやNetflixを見ながら過ごす人も多いのではないでしょうか。
そのまま寝落ちして、翌日アラームに起こされて、朝を迎え出勤する。平日は仕事をして、週末は休もう、と思っているが、その週末でさえ何もできずに終えてしまう。
そんな生活なんとかしなければ、と思っている人にぜひ読んでいただきたい1冊です。
退勤後に新たな1日を始めることができる、時間管理の方法をご紹介します。
▼INDEX
1. 帰宅後のルーティンで人生が変わった
2. やりたいことは、週末にしかできない?
3. 帰宅後の時間を活用するメリット
4. 1日を2倍に増やす時間管理法
5. 本書のココがすごい!
1. 帰宅後のルーティンで人生が変わった
私が獣医として働き始めた社会人1年目のときは、仕事のあと自宅に帰ると、晩ごはんを食べる力も残っていなかった。
死んだようにぼーっとしているうちに、なんとか眠りにつくと、今さっき目を閉じたはずなのに、けたたましく鳴り響くアラーム音に涙しながら朝を迎え、また出勤準備をする、その繰り返しだった。
こんな生活を1ヶ月ほど続けると、自分はまるで働く機械のように思えてきた。ある瞬間、これは何かおかしい、正常ではないと思うようになった。
それでもすぐに仕事をやめるわけにはいかないから、私は帰宅後の時間を意味あるものに変えようと思い至ったのだ。
初めは1人でカラオケに行って、何曲か歌ってから帰路についていた。
傍から見れば滑稽かもしれないが、1日のうちのほんの短い時間でも好きなことをして過ごすんだという、あがきのようなものだった。
ところが、あがいているうちに仕事が終わった後にもなにかできそうだと勇気が湧いてきたのだ。
次に、会社帰りに通りかかる書店に立ち寄ることにした。初めて試した自分だけのルーティンだった。
こんなふうに、退勤後の時間を好きなことや自己啓発にあてることに慣れてしまうと、仕事が終わったあとの時間を完全に自分のものにすることができた。
そんななか、大学時代にともに演劇をしていた劇団代表に、一緒に公演をしないかと声をかけられ、1年目の最後には演劇の公演に出演するまでに至った。
なんと2ヶ月もの間、会社帰りに劇団練習室に向かい、夜10時まで練習してから帰宅するという生活を繰り返したのだ。10日間の公演を無事にやり遂げると、退勤後に何でもできそうな自信が生まれた。
仕事が終わって帰宅後、私は自宅で「2度目の1日」を始める。
YouTubeにアップする動画を編集し、仕事のスキルアップのためのコラムや論文資料に目を通して勉強している。何年にもわたって読書もしてきた。
帰宅後の時間は、人生を2倍生きることができるチャンスだ。お金を稼ぐためにしぶしぶする仕事とは異なり、自分が本当に好きなことに邁進できる時間なのだ。
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