「青春時代にはハンドボールに熱中してましたね」
Q. しのぶさんは、高校時代にハンドボールに熱中していたそうですが、どんなプレーヤーでしたか？
しのぶ：私が在籍していた青山学院は、女子のハンドボールが毎年強かったんです。部活をやるからには、強いチームに入りたいじゃないですか。それでもう、何の迷いもなく入部しました。
もちろん最初は何も知らなかったんですが、先輩たちのプレーを見たら、すごくかっこよくて！“私たちの代も行けるところまで行くぞ！”って気合を入れて頑張っていました。
ただ、優勝を目指したけど、私たちは残念ながら、ベスト8までしかいけなくて。チームとしては夢破れたのですが、ラッキーだったのは私が東東京代表に選ばれたこと。
東東京チームと西東京チームで戦う際、東東京チームのメンバーとして選抜され、他校の選手たちと練習したり、試合ができたことはすごくいい経験でした。
ポジションは背も高かったこともありましたけど、レフトバックを担当していました。プレースタイルは、超攻撃的。頭脳プレーというよりは、ただのディフェンス嫌い（笑）。
ハンドボールって、オフェンスとディフェンスがころころと入れ替わる、すごくハードなスポーツなんです。でもディフェンスが嫌いなものだから、いつもコーチに“ディフェンスが下手だなぁ”って言われていました。
“守るよりすぐ攻め！”、みたいな選手でした。
Q. 眞秀さんもハンドボールチームに入っていた経験があるそうですが、どういうところが楽しかったですか。
Q. 経験者の立場から考える、「ハンドボールの魅力」について教えてください。
しのぶ：最大の魅力はスピーディーな試合展開ですよね。
サッカーを例にすると、点数をどんどん重ねるのは難しい。でも、ハンドボールは点がバンバン入るし、ディフェンスとオフェンスがすぐに入れ替わります。バスケットボールよりも激しいコンタクトプレーも、すごく迫力があるんですよ。
一度見たら、絶対にその魅力は知ってもらえると思うんです。ただ見られる環境が、今の日本にはまだ少ない。そこがクリアになれば、もっと多くの人にハンドボールの面白さを知ってもらえるのに…と悔しく思っています。
メジャーなスポーツになるためには、強くなることが絶対に必要だと思います。女子サッカーの“なでしこジャパン”もそうでしたよね。世界と戦える、っていう姿を見せたことで子どもたちが一気に憧れるようになりますから。
だから今回はすごくいい機会だと思います。世界の強豪チームが来日して、日本のトップチームと戦う。そこで日本のハンドボールが世界のトップレベルと戦う姿をぜひ見せてほしいです。
