「守るよりすぐ攻め！」女優・寺島しのぶが、青山学院時代に熱中していたコトとは？

Q. どのような試合展開が予想されますか？

しのぶ：点差というよりも、もう今の姿、本当の実力を出し切ってほしいと思います。1軍同士でガチンコで戦う。それでボッコボコにやられるんだったら、やられた方がいい。

そういう姿を見せることも、子どもたちにとっては、刺激になると思います。だから、PSGのメンバーも手加減せず、真剣勝負で臨んでほしいです。

両者の真剣勝負にこそ、観客の心は揺さぶられると思うので、そこはすごく期待したいです。

Q. 7/31（月）「パリ・サン＝ジェルマン」対「ジークスター東京戦」では、しのぶさんは始球式を、眞秀さんは口上をオープニングで担当されるそうですね。

しのぶ：そうなんです。緊張しますね（笑）。先日、ハンドボールの試合に出たら足がついていかなくて、本当にバタンって倒れてしまって（苦笑）。眞秀にも失笑、いや大爆笑されてしまったので、もう少し練習しないと。

悲しいかな、頭の中に浮かぶ動きのイメージは、高校時代のまんまなんですけど、体がついていかないという…。

眞秀：僕も体育館で、歌舞伎の口上をするのは初めてです。でも、緊張はしない気がします。

しのぶ：でも、エムバペ（PSGのサッカーチームに所属するスター選手）が観客席にいたら、緊張するんじゃない？

眞秀：…………する。

Q. では「パリ・サン＝ジェルマン」がフランスのチームということもあるので、フランスにまつわるお話も聞かせてください。寺島さんが考える「フランスの魅力」とは？

しのぶ：フランスの人は、良くも悪くも自由でいいなと思いますよね。言いたいことも言うし、我慢しない。そこは、日本人が学ぶべきことだなと、いつも思いますね。日本人はすぐ謝っちゃうから…。

あとは、フランス人っていうのは、自分たちの生活を楽しむために生きているんです。親であっても、子どもよりも自分たちの楽しみを大事にするような面がある。羨ましいですよね。

あと今は、フランスは来年のオリンピック開催に向けて、力が入っていますから。東京オリンピック閉会式でのプレゼンだけでもワクワクしませんでした？

セーヌ川でトライアスロン、昔の駅舎を使ってフェンシング、コンコルド広場でスケートボードなんて、聞いただけで見に行きたくなる。そういうのが本当にセンスのある国だな〜と思いますね。

Q. 眞秀さんは、尾上眞秀の襲名発表の記者会見で「いつかフランスでも歌舞伎を上演したい」と話をされていました。何歳くらいで、実現できそうですか？

眞秀：20歳ぐらいかな。あと、10年先くらいです。

しのぶ：もうちょっと早い方がいいんじゃない？お母さん死んじゃってるかもしれないよ（笑）。

眞秀：初舞台は、本当に楽しかったです。“まだやりたい”って思ってしまうくらい、短かったですね。ずっとじゃないけど、またやりたいですね。次の舞台はまだ決まっていませんが、お稽古は続けています。

Q. 2023年も上半期が過ぎました。半年の振り返りと、下半期で「挑戦したいこと」があれば教えてください。

しのぶ：私は眞秀の初舞台が終わる5月まで仕事をセーブして、彼のサポートに回ったこともあって、今は燃え尽き症候群みたいになっちゃっていますね。

でもまた自分を奮い立たせて、7月からは仕事を再開できたらいいな、とは思ってます。でも、はっきりと“やります！”っていう感じのモチベーションではないです（笑）。

女優業とはまた少し違うけれど、今年前半は一つの役をやり通した、そんな感じなんです。だから、その役から抜け切るまでには、あと1ヶ月ぐらいかかるのかなと思っています。

眞秀：前半は歌舞伎に挑戦するなど、チャレンジングな年でした。年末にかけて、挑戦したいことは…。うーん…。

しのぶ：夏休み明けにアート作品を作らなきゃいけないから、それじゃない？　夫の得意分野なので、夫のサポートを受けながら、親子2人でアートピースを作ろうと楽しみにしているようです。

あとは夏休みよね？勉強もしなくていいし、お稽古もしなくていい、夢のような2週間が待ってますから。

毎年、南仏に家を借りて、夫のお母さんも一緒に4人で過ごすんです。毎回、違う家を借りるので、それはすごく楽しみにしていますね。

Q. 最後に、7/31の試合当日に向けて、アンバサダーとしての熱いメッセージをお願いします！

しのぶ：日本での一番のハンドボールファンとして、PSGと日本の試合を間近で見られることを、本当に今からワクワクしております。当日は、アンバサダーとして全力で応援します！

眞秀：間近で迫力あるプレイを見られることを期待しています。

◆

「パリ・サン＝ジェルマン」対「ジークスター東京」「日本代表」。注目のカードを見逃すな！

アンバサダーとして、ハンドボールについて熱すぎる想いを語ってくれた寺島しのぶさんと眞秀さん。

『ジークスター東京』と『日本代表』はこの期待に応えられるのか？

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【衣装協力】
◆寺島さん◆ニット¥82,500、パンツ ¥134,200、ベルト ¥50,600／すべてprune goldschmidt（MAISON DIXSEP）TEL03-3470-2100　ピアス¥1,199,000／TASAKI（TASAKI）（7/12（木）より価格改定¥1,562,000）TEL0120-111-446　シューズ¥135,300／JIMMY CHOO（JIMMY CHOO）TEL0120-013-700　◆眞秀さん◆ジャケット¥57,200、パンツ¥36,300、Tシャツ¥14,300、スニーカー¥24,200／EMPORIO ARMANI（GIORGIO ARMANI JAPAN）TEL03-6274-7070

◆撮影協力
撮影／奥井俊介＠TC　スタイリング／中井綾子＠crêpe　ヘアメイク／片桐直樹＠EFFECTOR　ライター／一寸木芳枝