木野瀬凛子、31歳。
デキるオンナとして周囲から一目置かれる凛子は、実は根っからの努力型。
張り詰めた毎日を過ごす凛子には、唯一ほっとできる時間がある。
甘いひとくちをほおばる時間だ。
これは、凛子とスイーツが織りなす人生の物語。
◆これまでのあらすじ
大手広告代理店営業部に勤める木野瀬凛子、31歳。彼氏の昌文の誕生日にディナーを予約するもドタキャンされ、代わりに後輩・美知を連れて行く。ディナーのあと、昌文に直接お祝いだけは伝えようと、マンションの前まで行くが…。
▶前回:彼の誕生日祝いに、ディナーを予約したのに。当日夕方に届いたのは一通のそっけないLINEで…
Vol.4 思い出あふれるレアチーズケーキ
昌文のために誕生日祝いのディナーを予約していたのに、「仕事が入ったから今日会えない」とドタキャンされた。
せっかくだし深夜でもいいから会いたいと思うのだが、連絡がつかない。
思い切ってマンションの前まで来た凛子は、耳慣れた声がするのに気づいた。
「ははは…そりゃあー......
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この記事へのコメント
普通に追いつくよね?
部屋を飛び出す方も方だけど、結局昌文もそこまでの気持ちはないってことかな