木野瀬凛子、31歳。
デキるオンナとして周囲から一目置かれる凛子は、実は根っからの努力型。
張り詰めた毎日を過ごす凛子には、唯一ほっとできる時間がある。
甘いひとくちをほおばる時間だ。
これは、凛子とスイーツが織りなす人生の物語。
◆これまでのあらすじ
大手広告代理店営業部に勤める木野瀬凛子、31歳。クールに仕事をこなすので“デキる人間”と扱われがちな凛子だが、実は単に心配性なのだ。張り詰めた日々のなか、彼女が唯一ほっとできるのは“甘いひとくち”をほおばる時間なのだった。
▶前回:金曜日の夜。社内随一のデキ女が独り訪れたのは…
Vol.2 ケーキは私の避難場所
「ふわあ」
日曜の朝8時。
凛子はあくびをし、寝不足の目をこすりながら無理やり体を起こす。
― …寝不足だ。
つい4時間前まで、資料を作っていた。明日、連休明け一発目の打ち合わせで必要なのだ。
ゴールデンウィーク中に仕事をするなんて時代錯誤なのは分かって......
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この記事へのコメント
今日はこれと美女劇場だけなのか〜、物足りない😭