AM9時、六本木のカフェで Vol.4

20代の頃と全く同じ服に、レディディオールで街を闊歩する35歳独身女。痛い若作りを続けた結果…

夜が明けたばかりの、港区六本木。

ほんの少し前までの喧騒とは打って変わり、静寂が街を包み込むこの時間。

愛犬の散歩をする主婦や、ランニングに勤しむサラリーマン。さらには、昨晩何かがあったのであろう男女が気だるく歩いている。

そしてここは、六本木駅から少し離れた場所にあるカフェ。

AM9時。この店では、港区で生きる人々の“裏側の姿”があらわになる…。

▶前回:帰宅するなり「風呂が沸いてない」とキレ散らかす夫。恐怖心を抱いた31歳妻は、まさかの行動に出る…


Vol.4:愛(35)「まだ独身だけど、若く見えるほうだから大丈夫…!」


「来月には36になるなんて…。あぁ、考えたくもない」

もうすぐ誕生日を迎える私は、将来への危機感に苛まれていた。

港区に入り浸って早10数年。若さと美しさを振りかざして六本木通りを闊歩していた頃の自信は、どこにいったのだろう。

― あのとき告白してくれた人と、結婚し......


この記事へのコメント

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No Name
港区おばさんに気付いたのはいいけど、3ヶ月後グルメ雑誌の編集者になってた? おいおい、ずいぶん簡単に書くけど、今まではどんか仕事してたんだか?笑
2023/04/11 05:2994返信1件
No Name
高級ホテル巡りをすると教養が深まるのか。
ふーん初めて聞いたわ。
2023/04/11 05:1158返信3件
No Name
転職先は東カレでしたか。
2023/04/11 06:4358返信1件
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