AM9時、六本木のカフェで Vol.11

上京から11年、ついに実家へ出戻ることを決めた女。29歳で地元に逃げ帰らないといけなくなったワケは…

夜が明けたばかりの、港区六本木。

ほんの少し前までの喧騒とは打って変わり、静寂が街を包み込むこの時間。

愛犬の散歩をする主婦や、ランニングに勤しむサラリーマン。さらには、昨晩何かがあったのであろう男女が気だるく歩いている。

そしてここは、六本木駅から少し離れた場所にあるカフェ。

AM9時。この店では、港区で生きる人々の“裏側の姿”があらわになる…。

▶前回:カフェで堂々と別れ話をするカップルに遭遇。思わず聞き耳を立てた女が、恥ずかしさに頬を赤らめたワケ


Vol.10:智美(29歳)「もう疲れちゃった…」


「ここに来るのも、今日が最後か…」

18歳で上京してきて11年。人生の半分近くを東京で過ごしてきた。

― 東京最後の日は、やっぱりあの場所で過ごしたい。

そう思った私は、週1回は必ず行っていた六本木のカフェに立ち寄ることにした。

それはミッドタウン近くの、緑が......


この記事へのコメント

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No Name
なんだよ、これ5話に登場した駐在帰りの男じゃん。白けたわ。
2023/05/23 05:2145返信3件
No Name
独身女子が29歳で田舎に帰っても針のむしろだと思う。
2023/05/23 05:2342
No Name
智美に男運がなかったのは分かったし、第5話を今さら丸々使った手抜き感も分かった。総じて面白くない、それだけ。
2023/05/23 05:2033返信3件
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