SPECIAL TALK Vol.100

~違う自分に会いたいからこそ積み上げたものを崩し、新境地を目指す~

令和のニューリーダーたちへ


「3ヶ国語を操るソムリエフードライター」「現代アーティストの卵」「外務省の官僚」「海上保安庁初の女性潜水士」「航空管制官」など――。

さまざまな役でドラマに引っ張りだこの俳優、中村アンさん。モデルとして芸能界に飛び込んだのち、歯に衣着せぬキャラクターが注目を浴び、お茶の間を賑わせた。

中村さんの代名詞ともいえるのが長い髪をかきあげる仕草。しかし、10年以上続けてきたそのスタイルを、役に合わせて捨てた。

記念すべき100回目の対談は、次々と活躍の場を広げてきた中村さんをお迎えし、積み上げてきた「これまで」と思い描く「これから」を聞く。

中村アン氏 1987年、東京都生まれ。健康的な美BODYとファッションやヘアスタイルが注目を集め、女性から絶大な支持を得ている。俳優としてドラマ『グランメゾン東京』『日本沈没-希望のひと-』『DCU』や映画『マスカレードナイト』など多くの話題作に出演。


金丸:本日のゲストは俳優の中村アンさんです。今回はこの対談が100回記念ということもあり、これまでに3回も『東京カレンダー』の表紙を飾っていただいた中村さんを特別ゲストとしてお招きしました。お忙しいところ、ありがとうございます。

中村:このような記念の回に呼んでいただいて光栄です。ありがとうございます。

金丸:今日の対談の舞台は2022年3月にオープンした『東麻布 さいこう』です。大将は銀座『はっこく』で二番手を務めていた齋藤 淳さん。刈り上げパンチパーマという鮨職人らしからぬ風貌ですが、そのインパクトに負けない、本物の江戸前鮨を味わえます。

中村:金丸さんとのお話はもちろん、料理も、大将にお会いできるのも、すごく楽しみでした。

金丸:中村さんは職業柄、普段から食事には気を使われているんじゃないですか?

中村:そうですね。私は太りやすい体質みたいで、昔は大好きだったピザも今は封印しています。それも仕事のうちですから。

金丸:ピザがお好きとは、随分、庶民派ですね。

中村:焼き鳥とお酒があれば幸せな人間ですよ。

金丸:それは一気に親近感が湧きました。

中村:焼き鳥屋さんのようなお客さんがみんな「わちゃわちゃ」している雰囲気が好きなんです。

金丸:中村さんが普通にカウンターやテーブルに座っていたら、周りの注目を集めてしまいそうですね。

中村:そんなことないですよ。みんな大して見ていないもので、普通にお店に行って、普通に座って食べています(笑)。

金丸:芸能人ですし、いつも「お忍び」とか「隠れ家」なのかと思いました。

中村:逆に、個室だとかしこまってしまいますね。もちろん、職業柄、守らなければいけないこともありますけど、普通でいたいし、オープンでいたいという気持ちは強いです。

金丸:いろいろなシーンでご活躍をされているので、もう皆さんは十二分にご存知だと思いますが、今日は中村さんのさらなる魅力に迫りたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

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