『20代のうちに結婚したほうがいい』
一昔前の価値観と言われようとも、そう考える女性も少なくはない。
そんな焦りにとりつかれ、30歳目前でスピード婚をした広告デザイナー・穂波。
しかし穂波は、すぐに後悔することになる。
「なんで私、焦ってプロポーズをうけてしまったんだろう」
私にふさわしい男は、この人じゃなかった――。
◆これまでのあらすじ
颯斗から、恋人として隣にいてほしいと言われた穂波。急遽デートに行き、流れで一晩泊まってしまう。夫の一樹には『同僚の花苗の家に泊まる』とウソの連絡を入れたが、翌朝、その花苗から着信が…。
▶前回:離婚寸前の夫に内緒で外泊。翌朝、女のスマホを鳴らした意外な人物とは
「もしもし?」
穂波は、花苗からの電話におそるおそる出る。
「穂波?久しぶり。あのね、今一樹さんが職場に電話してきたの」
「え?」
「『穂波、元気ですか?』って急に聞かれたから、最近は会ってないって言っちゃったんだけど…もしかして、まずかった?」
花苗は......
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この記事へのコメント
お父さん、ここで穂波を張り倒さなきゃだめなのに。
颯斗は、会社が倒産寸前とかそんな感じ?もしくはすごい借金で自転車操業?笑
お前が貰える財産は一円も無し。不貞行為の慰謝料しっかり払いなよ。