私にふさわしいオトコ Vol.14

略奪愛を実らせ、同棲をはじめた1週間後。彼の元カノが“ある物”を持って訪ねてきて…

『20代のうちに結婚したほうがいい』

一昔前の価値観と言われようとも、そう考える女性も少なくはない。

そんな焦りにとりつかれ、30歳目前でスピード婚をした広告デザイナー・穂波。

しかし穂波は、すぐに後悔することになる。

「なんで私、焦ってプロポーズをうけてしまったんだろう」

私にふさわしい男は、この人じゃなかった――。

◆これまでのあらすじ

颯斗から、恋人として隣にいてほしいと言われた穂波。急遽デートに行き、流れで一晩泊まってしまう。夫の一樹には『同僚の花苗の家に泊まる』とウソの連絡を入れたが、翌朝、その花苗から着信が…。

▶前回:離婚寸前の夫に内緒で外泊。翌朝、女のスマホを鳴らした意外な人物とは


「もしもし?」

穂波は、花苗からの電話におそるおそる出る。

「穂波?久しぶり。あのね、今一樹さんが職場に電話してきたの」

「え?」

「『穂波、元気ですか?』って急に聞かれたから、最近は会ってないって言っちゃったんだけど…もしかして、まずかった?」

花苗は......


この記事へのコメント

Pencilコメントする
No Name
不倫がバレて両親に怒られている中、今度隼人を紹介するね〜、素敵な男だよ!かっこいいし…とか、よく言えるよね。私にふさわしい男だったとかまで。
お父さん、ここで穂波を張り倒さなきゃだめなのに。
2022/12/02 05:2879返信2件
No Name
結局は、穂波に見る目がなかったってことよね。
颯斗は、会社が倒産寸前とかそんな感じ?もしくはすごい借金で自転車操業?笑 
2022/12/02 05:2375返信5件
No Name
財産分与財産分与、うるさい!
お前が貰える財産は一円も無し。不貞行為の慰謝料しっかり払いなよ。
2022/12/02 05:3563返信1件
もっと見る ( 48 件 )

【私にふさわしいオトコ】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo