非日常の時間を与えてくれるホテルがある一方で、日常を変えるヒントをくれるホテルもある。
「TRUNK(HOTEL)」はまさにそんな一軒だ。
モノ選びの意味が深いスタイリッシュな客室は、自宅インテリアの参考になる。
健やかな暮らしに繋がるモノゴトを学べる、同ホテルの魅力をご紹介しよう。
以前、知り合いに聞いて納得したことがあった。
それは、「TRUNK(HOTEL)」のクリエイティブチームは「世界中のありとあらゆるホテルを見に行く」という話。
お洒落なガウンを羽織って、映画でも見たい
各国で不動の人気を誇る施設から最新スポットまで様々なホテルを視察して、なぜそこが話題かを考察し、インスピレーションを受けている。
数年間に渡り多様な文化に没入するなかで得た答えは、「社会と繋がりを持ちたい」と言う人々の願望を叶える空間を提供すること。
結果、等身大の社会貢献、”ソーシャライジング”というコンセプトが出来上がった。
実際、館内ではインテリアから客室アメニティ、アートワークまで、いたるところに社会貢献に繋がる仕掛けが存在する。
寝室に置かれたベッドのフレームは古材を再利用
今回泊まった「リビングスイート」で言えば、日本家屋を解体した際に出た古材をカウンターやベッドフレームに再利用している。
その味わいに兵庫の照明ブランド「flame」のスタイリッシュなランプを合わせているのがいい塩梅だ。
そういった観点も含め、家具選びの新たな選択肢を教えてくれる。
至る所に飾られたアートが部屋に華やぎをもたらす
ミニバーには国産やローカルファーストにこだわったホテルオリジナルドリンクが多数ラインナップ。
丸太テーブルやNEW LIGHT POTTERYのランプなどこだわりのインテリアの数々
客室内で一番気に入ったアイテムは、使い捨てのスリッパの代わりに置いた持ち帰りできるビーチサンダルだ。
実は端材によるアップサイクルで、一瞬使ってすぐ捨てられるスリッパを量産するより意義があるし、これがまた履きやすい。
小さい日本酒が2種とラムネまであるのが嬉しい
好みのアメニティは1階にあるコンセプトストア『TRUNK(STORE)』で購入可能なので、日常にも繋がっていく。
天井高でリラックスできる理想の部屋
近年はサステナビリティを声高に謳うホテルが増えているが、ここではアイテムに好感や愛着をもつことで背景を調べるという自然な学びを実現する。
デザイン性の高さも社会貢献やサステナビリティの入りとして強い。
TRUNK(STORE)でライフスタイルアイテムを購入できる
リサイクル&アップサイクルなプロダクト、オーガニック商品、地元発祥の商品をそろえた『TRUNK(STORE)』。
素敵な花瓶に生けられた花のセンスまで抜群
そんな空間で得る気づきは大きいだろう。
名称のHOTELにカッコがついているのが腑に落ちるのだった。
ルームサービスでいただける朝食が絶品
◆
世界中のホテルを見てきた「TRUNK (HOTEL)」が作る空間には、細部に至るまで工夫が散りばめられていた。
そんな客室で1晩過ごせば、チェックアウトの頃には、日常をより良く過ごすためのヒントに出会っていることだろう。
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