渋谷で鮨デートするなら注目の新店へ!名店から受け継いだ濃厚な中トロが絶品!

かつて渋谷にあり、人気を博した鮨店『くろ﨑』が青山に移転した。

そして、その名店の跡地に、生え抜きの愛弟子が新たなる鮨店を構えたのは、ご存知だろうか。

今回は、暖簾を引き継ぎ進化する、デートにおすすめの一軒を紹介する!



※コロナ禍の状況につき、来店の際には店舗へお問い合わせください。


かつての面影を色濃く残しながら、磨き上げる自身のスタイル


飛ぶ鳥を落とす勢いで名店へと成長した『くろ﨑』が今年の2月に移転し、渋谷の跡地を任されたのが二番手の仲野雄太さん。

18歳で入った浅草『金太楼鮨』時代から約20年間、黒﨑さんとは苦楽をともにしてきたそうで、まさに同胞ともいえる間柄。

「黒﨑の握る鮨は本当に美味しくて。まだまだ近くで勉強したいと思っています」と、独立とは異なる形で店を引き継いだ。


店があるのは宮益坂を上がった裏通り。渋谷の喧騒から距離を置いた静かなロケーションは、鮨好きにはすっかりおなじみとなっている。

数寄屋造りを印象づける名栗の扉や樹齢350年の尾州檜を用いたカウンターなど、『くろ﨑』時代の設えはそのままに『仲野』として再出発。

生え抜きの弟子が“暖簾”を引き継ぐ!名店跡地の安定感


自身の名を冠した“新店”では『くろ﨑』のパイプを活かしつつ、魚を仕入れている。

漬けにして旨みをとじ込める中トロをはじめとした鮨ダネの仕込みは、『くろ﨑』時代を彷彿とさせる。

一方で、細かく包丁を入れ丸みを帯びたフォルムに仕立てた白イカなど、仲野さん独自の握りも登場している。

受け継いだのは、濃厚な中トロ


まぐろは『やま幸』から。取材日は塩釜産の120kgと夏にしては大物。

「中トロ」の他、「赤身」「大トロ」と3種類を軽く漬けにして提供している。

個性を感じるのは、食感が光る白イカ


長崎産の「白イカ」は、細切りにしてふんわりと握る。こうすることで、ねっとりした食感と甘みを引き出している。

料理はともにコース(33,000円)より。



以前から個室を任され、つけ場に立っていた経験もあり、客あしらいも手慣れたもの。

「『くろ﨑』のベースは踏襲しつつ、少しずつ自分の色を出していければと思っています」。

偉大な大将の背中を追う実力者は、今日も一心に鮨を握る。

『くろ﨑』黒﨑一希さんコメント!
“修業時代から多くの時間を過ごした。全幅の信頼を寄せています!”


仲野は気さくな人柄で、多くの人から愛されるタイプです。個室で握っていた頃からお客様のハートをつかんでいましたね。

修業時代からの付き合いなので、店のことは安心して任せています。これからは、彼なりにいろいろなことにチャレンジしていってほしい。


仲野さんは、『金太楼鮨』で鮨職人としてのキャリアをスタート。

その後、黒﨑さんの後を追って下北沢『すし屋魚真』へ。2015年の『くろ﨑』オープン時から店を支えた。



名店の名残はそのままに、進化を続ける鮨店で、楽しいひと時を過ごしてみてはいかがだろうか。


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