「女は所詮、金やステイタスでしか男を見ていない」
ハイステータスな独身男で、女性に対する考え方をこじらせる者は多い。
誰も自分の内面は見てくれないと決めつけ、近づいてくる女性を見下しては「俺に釣り合う女はいない」と虚勢を張る。
そんなアラフォーこじらせ男が、ついに婚活を開始。
彼のひねくれた価値観ごと愛してくれる"運命の女性”は現れるのか―?
◆これまでのあらすじ
経営者の明人は、婚活アプリでマイと出会う。
東大卒の経営者という彼女の高スペックさに拒否反応を示していた明人だが、彼女の真っすぐな想いに心揺さぶられ…。
▶前回:「こんな女、大嫌いなはずなのに…」ムードあるバーで2人きり、こじらせ男をオトした女の一言とは
Vol.8 きのうの夜は…
明人は愛宕の高層タワーレジデンスの一室で朝を迎えた。
そこは、マイの自宅の寝室である。
広々としたシモンズのベッドは明人の部屋にあるものと同じ。彼女と体を重ねたあとも、ぐっすりと熟睡することができた。
こんなに深く眠ることができたのは、社長就任が決まって以来のことだ......
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この記事へのコメント
で、明人はどんな気持ちの変化が起きた?