「食べるのが勿体ないほど美しい!」芸術品のように緻密で美味な逸品11選

9.鮮やかな巨匠へのオマージュに潜む、底知れないコク深さ
『ナベノ-イズム』


オマール海老は、コライユが入ったオレンジ色のソースを合わせ、アスパラガスやモリーユ茸など春を感じさせる彩り豊かな盛りつけでサーブ。

故ジョエル・ロブションさんが好んだというこの組み合わせは、『ナベノ-イズム』の渡辺雄一郎シェフにとっても思い入れが深く「春が来たと感じると同時にムッシュのことを思い出す」と話す。

幾重にも重なり合った風味が広がる味わいの先に、渡辺シェフの料理人としての誇りと哲学が見える。コース(24,000円)より。

和の感性を巧みに取り入れた、独自の世界観を提案するメゾン


渡辺シェフが“江戸文化とフランス料理の融合”をテーマに、隅田川のほとりに館を構えて早6年。

素材の持ち味を引き出すことを身上とした師の教えを受け継ぎつつ、地元の食材を見事にフレンチへと昇華。

『ナベノ-イズム』は、グランメゾンとして不動の地位を確立している。

#コチラも映える


「そばがき」は、両国の蕎麦店『ほそ川』の蕎麦粉を用いてシェフが一から作り上げるシグネチャーディッシュ。

昆布のゼリーやキャビア、生うになどが複雑な旨みを生み出す。


3階にはライトアップされた「東京スカイツリー」を望む落ち着いたカウンター席も。

#食のアーティストはこの人


フランスでの修業を経てロブション・グループへ。

『ガストロノミー ジョエル・ロブション』のシェフに就任後は、9年にわたりミシュランの三ツ星を守った。2016年に『ナベノ-イズム』を開業。

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo