「食べるのが勿体ないほど美しい!」芸術品のように緻密で美味な逸品11選

5.映像が融合したテリーヌに見る、モダンガストロノミーの現在地
『élan vital』


長閑なBGMの中、テーブルに鮮やかな花の映像が投影され、中心には愛らしい子豚。

「童話の子豚がテーマです」と藤原俊城シェフが話すのは、映えスポットとしても話題な『élan vital』を象徴する料理だ。

斬新な演出にしたのは、フレンチの可能性を広げたかったから。

子豚はスモークサーモンのテリーヌで、下の藁はカダイフ。サワークリームソースとつけ合わせの野菜も添えられ、中身はクラシックなフレンチなのである。

コース(18,500円)より。

プロジェクションマッピングを駆使する“5D”レストラン


料理、ペアリング、プロジェクションマッピング、音楽、参加型プレゼンテーションが融合した“5D”レストラン。

テーブルをひとつの劇場に見立て、一品ごとに物語を決めてフレンチを提供する。

鮮明な映像を生かすため、店内の照明もぐっと落とされている。

#コチラも映える


ベーコンで立体的に仕立てた「恐竜」は手で崩して、ポーチドエッグがのったポタージュに入れていただく。

背景は古代を連想させる映像。


花火の演出とともに登場するのが、じゃがいものチュイルに和柄を描いた「風鈴」。

じゃがいものエスプーマをつけて。

#食のアーティストはこの人


フランスの名門『アストランス』などを経て、今春から『élan vital』を率いる藤原俊城シェフ。

「ストーリー性や、世界観もお客さまに楽しんでいただきたい」と日々新メニューの開発に取り組んでいる。

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