甘い墜落 Vol.6

イブの夜、婚約者に会いたくないとバーに1人で向かった女。酔って年下男についた最低の嘘

「彼以外を、好きになってはいけない」

そう思えば思うほど、彼以外に目を向けてしまう。

人は危険とわかっていながら、なぜ“甘い果実”に手を伸ばしてしまうのか。

これは結婚を控えた女が、甘い罠に落ちていく悲劇である。

◆これまでのあらすじ

彼氏・大介とバー『onogi』に訪れた美津。そこに店主の弟・守が現れる。彼は24歳の若さで、横浜店の店主を務めていた。酔った美津は、年下の彼を諭すように結婚について本音を語る。

▶前回:「結婚相手選びは、エゴと焦りとの戦いなの」婚約者に嘘をつく女が年下男子に語った本音


「美津さん…迷ってるのに結婚するなんて、そんなのダメだよ」

守は不満げに、グラスのフチを指先でなでた。

その言葉を聞き流し、美津は遠くを見てつぶやくように言う。

「…私ね、ずっと仕事が生きがいだったの。経済誌で記者をやってて。あの時は、それだけで堂々と生きていられた......


この記事へのコメント

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No Name
美津、性欲ダダ漏れ中!キモい。呆れる。
2021/12/24 05:1499+返信11件
No Name
美津、別れたって平気で嘘つくんだ…
最低過ぎて。
大ちゃんが気の毒。
2021/12/24 05:1199+返信5件
No Name
美津、最低❗️
帰ったら大ちゃん出てってればいいな。
2021/12/24 05:1294返信1件
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