女にとって、経験豊富な年上男性は魅力的に映る。
だが、その魅力ゆえこだわりの強いタイプが多く、女は年を重ねていくうちに気づくのだ。
― 頑張って彼に合わせるの、もうしんどい…。
年上ばかり選んできた女が、自然体でいられる相手は一体どんなタイプの男なのだろうか?
これは、アラサー独身女がこれまでの恋愛観をアップデートする物語。
◆これまでのあらすじ
12歳年下のプロサッカー選手・颯と付き合い始めた多佳子。NYから帰国した男友達・一樹と2人で食事に行くが、そのことで颯が不機嫌となる。多佳子と颯は電話で無事仲直りするが、彼から「部屋に行ってもいい?」と提案されて…。
▶前回:「LINEが既読にならないから…」年下彼氏の子どもっぽい対応に、年上彼女が思ったコト
Vol.6 気がつけば、彼のことを考えてばかり
颯との通話中、彼の話す声の向こうからゆったりとしたヒーリング系の音楽が聞こえてくる。
「颯くん、何聞いてるの?」
「部屋に行ってもいい?」という、彼の予期せぬ言葉に驚いた私は、聞きなれない音楽に乗じて話をそらすことを試みた。
「あ、これ?試合の後って、神経が高ぶって......
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この記事へのコメント
他人の家に来てタブレットでプレーチェックとか失礼だから。
失敗したって大いに失敗してるよ。