私の年下くん Vol.5

「LINEが既読にならないから…」年下彼氏の子どもっぽい対応に、年上彼女が思ったコト

女にとって、経験豊富な年上男性は魅力的に映る。

だが、その魅力ゆえこだわりの強いタイプが多く、女は年を重ねていくうちに気づくのだ。

― 頑張って彼に合わせるの、もうしんどい…。

年上ばかり選んできた女が、自然体でいられる相手は一体どんなタイプの男なのだろうか?

これは、アラサー独身女がこれまでの恋愛観をアップデートする物語。

◆これまでのあらすじ

12歳年下のプロサッカー選手、颯と付き合うことになった多佳子。その日の夜、10年来の友達である一樹から来た『彼氏できた?』のメッセージにドキッとしてしまう。そして、一樹との2年ぶりの再会をすることとなり…?

▶前回:33歳女がひと回り年下男の告白をスルーしようとしたら、グイグイ押され…


颯と付き合うことになった夜に、LINEでやり取りを続けたのは颯ではなく別の男だった。

その男とは、大学時代からの友達・一樹だ。

彼の物事をハッキリと言う性格は、私とよく似ている。変に気を使うこともなく、本音で語り合える貴重な存在だ。だから、学生時代はもとより、社会人になってからも月に何度かは会う関係が続いていた。

だが、最後に顔を合わせたのは、2年前。

なぜなら、一樹は先日まで、勤め先である大手銀行のニューヨーク支店に赴任していたのだ。

『帰ってきたら、まず多佳子に会わないとな!今週末は空いてる?』

『空いてる、空いてる!ていうか、一樹のためなら予定があっても空けるから』

そう言って、帰国早々に私との約束を取り付けると、神楽坂にある懐石料理店『ふしきの』のURLと待ち合わせ時間をすぐにLINEしてきた。

私も一樹との再会を心待ちにしていた上に、店のチョイスもさすがだとすっかり浮かれ気分になっていた。

だが一瞬、颯のことがふと頭をよぎった。

― あ、でも男性と2人で会うのはダメかな…。まあ、相手は一樹だし、いっか。

友達と会うだけだから颯には言わなくてもいい、そう思った。

そんな軽い気持ちで、一樹との約束の日を迎えたのだった。

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