生まれながらに不平等 Vol.6

身の丈に合わない婚活アポを繰り返す27歳女が、勝ち組妻から受けた鮮烈な指摘

人間は「生まれながらに平等」である。

これは近代社会における、人権の根本的な考え方だ。

だが一方で”親ガチャ”が話題になっているように、人間は親や生まれる場所、育つ環境を選べない。

事実、親の年収が高いほど、子どもの学力が高いこともデータ(※)によって証明済みだ。

私たちは生きていくうえで、多くの「生まれながらに不平等」な場面に遭遇してしまう。

中流家庭出身の損保OL・若林楓(27)も、東京の婚活市場で、不平等さを数多く実感することに…。

(※)お茶の水女子大「保護者に対する調査の結果と学力等との関係の専門的な分析に関する調査研究」

▶前回:婚活中の27歳女に「一生不自由はさせない」と最高のオファーが。それなのに女が快諾できなかったワケ


「はあ…。素敵だなぁ」

何度来ても、ため息が漏れる。私は今、広尾にある低層マンションの前に立っていた。

ゲート内に広がる緑豊かな風景は、ここが東京の一等地であることを忘れさせてくれるような静けさと落ち着きを放っている。

ゲートのエントランスで1回、マンションのエントランスで1回。そしてエレベーターに乗る前にもう1回。合計3つのセキュリティを通過し、ようやく私は目的の部屋にたどり着いた。

「楓ちゃん、いらっしゃい」

ドアを開けて出迎えてくれたのは、私が憧れてやまない樹里さんだった。

生まれながらの勝ち組。それはもちろん、女性にも当てはまる。

婚活がうまくいくかいかないか。並外れた年収を稼ぐ素敵な人と結婚できるか、できないか…。

これも、女側の生まれに深く関係しているのだ。

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