「人生最高の生ハム！」と絶賛されるイタリアン！全ての美食家が憧れる“聖地”とは？(2/2)[東京カレンダー

客席と地続きのキッチンが、心地いいライブ感を醸し出す

店内にひとり立つ。キッチンの改装、調理器具のアップデートは頻繁に行う。「お客様の食に対するレベルはどんどん向上していますから、私もそれに対応していかないと“明日はない”とずっと思ってきました」

『ペレグリーノ』が特別に映る理由のひとつに、まるで自宅に招かれたように居心地のいいミニマムな空間がある。

わずか7坪にキッチンと客席が収まり、調理する様子も、頭のてっぺんから足のつま先まで、全て見ることができる。

「自分がお客さんだとしたら楽しめる店になっているか。そこは常に意識するところ」

圧倒的なライブ感はゲスト本位を貫いた結果で、さらすことで嘘偽りなく作っている安心感も生まれる。

席数を絞り、ワンオペにこだわるのもまた然り。一人ひとりと誠実に向き合うことができ、反応を見て即座に味の濃淡など、微調整することができる。

「喜んで下さると、やっぱりうれしいです」

そう言って柔らかく微笑むが、その実、頂点を極めようとストイックに自分と闘い続けてきた。そんな高橋さんが眩しく映る。

名前の“隼”から命名した『ペレグリーノ』は、2009年西麻布で誕生。

当初はテーブル12席のつくりだったが、「美味しさをダイレクトに伝えたい」との思いから2015年、わずか5席、カウンターのみの完全予約制にして恵比寿に移転。

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まるで自宅にいるかのような居心地の良さは感じさせつつも、非日常の食体験をさせてくれる名店『ペレグリーノ』。

グルメな大人が血眼になって予約をするプラチナシートへ、ぜひお越しいただきたい！

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