私の年下くん Vol.4

33歳女がひと回り年下男の告白をスルーしようとしたら、グイグイ押され…

女にとって、経験豊富な年上男性は魅力的に映る。

だが、その魅力ゆえこだわりの強いタイプが多く、女は年を重ねていくうちに気づくのだ。

― 頑張って彼に合わせるの、もうしんどい…。

年上ばかり選んできた女が、自然体でいられる相手は一体どんなタイプの男なのだろうか?

これは、アラサー独身女がこれまでの恋愛観をアップデートする物語。

◆これまでのあらすじ

多佳子はテレビ局のスポーツ部に務める33歳。デートの帰り道、弟みたいに思っていたひと回り年下の颯に、突然「俺たちって付き合ってるんだよね?」と聞かれる。多佳子は、話をごまかそうとするが…。

▶前回:年下男に突然手を握られ「俺たち付き合ってるんだよね?」と言われて…。素直になれない33歳女の反応は


Vol.4 本気になった年下くんの行動力


広尾駅すぐ近くの路上。

私のわざとらしいリアクションに、颯はぼうぜんと立ち尽くしていた。

鋭い視線はそのままだが、私に振り払われた手は行き場をなくして宙ぶらりんになっている。

少しの沈黙のあと、彼はみるみる赤くなっていく顔を両手で覆いながら、小さな声でつぶやいた。 ......


この記事へのコメント

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No Name
えー、ゴール決めてから言いに来てよ。
2021/11/25 05:1966返信1件
No Name
ゴール決めたら付き合ってとか高校生じゃないんだから。こんなこと言う俺ってかっこいいって思ってそうで、自分に酔ってる感じ。なんだか嫌だな
2021/11/25 05:3853返信1件
No Name
颯、自分勝手だしモラハラ予備軍臭、半端ない。12歳の年下くんなら、もっと爽やかな設定がよかったなぁ…
2021/11/25 05:3945返信4件
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