あらゆる肉の旨さが引き立つ、超濃厚なフルボディワイン
『カーニヴォ』の魅力は何といっても肉料理との相性の良さにある。
肥沃な土地に恵まれたアメリカ西海岸・カリフォルニア州ローダイの優良なぶどうを主体に使用し、しっかりしたタンニン、甘みや酸味が引き出された奥行きのある味わいが特徴。超濃厚なフルボディながらも滑らかで飲みやすく、あらゆる肉の旨みを引き立ててくれる。
また、特筆すべきなのは、“黒ワイン”と表現される深く美しいルビー色だ。
製造過程において、ぶどう果実を高温発酵させたり、発酵途中で一度果皮と種子のみを発酵させ、再度果汁と合わせたりする独自の技術を用いることでこの独特の色合いが生まれる。
肉の賢人のお墨付き。「肉料理には『カーニヴォ』を選べば間違いない」
さて、気になるのがシェフの『カーニヴォ』評だが……。
和:「『カーニヴォ』には産地の特徴がしっかりありつつ、上級クラスのワインのようなスムーズな飲み心地も感じられる。肉料理に合わせるワインを迷った時は、まずはこれを選べばいいと思いますよ」
出ました、お墨付き。
『カーニヴォ』を1本用意しておけば、家飲みであらゆる肉料理を愉しむことができそうだ。
ちなみにワイン名の『カーニヴォ(CARNIVOR)』は、動物学で肉食者や肉食獣を表す「CARNIVORE」という単語から派生した造語。
肉料理と合わせることで最大限のポテンシャルが発揮されることに、自覚も自信もあり!
「肉専用黒ワイン、知ってる?」そんな一言と共に提供すれば、ゲストが食いつくこと間違いなしだ。
【レシピ②】カリカリスパイスのチキンドラムスティック
食欲そそるスパイシーなチキンは「あえて放置」が成功の秘訣
肉の賢人が指南するお次の肉料理は「カリカリスパイスのチキンドラムスティック」。骨付きの鶏肉を使った、これまた超簡単なのにボリューミーな一品だ。
美味しく作る最大のポイントは、下ごしらえをしたチキンをフライパンに入れたら、あとはあえて「放っておく」こと。
和:「下味をつけた鶏肉に、溶き卵と片栗粉を振りかけて揚げ焼きにします。火入れ中の肉は動かしちゃだめ! こうすることで、表面がカリっと仕上がります。放っておけばいい料理は、作る人もワインを飲んだりおしゃべりできるでしょ」
東:「パーティで作るのに一生懸命だと、ゲストと会話できないですからね。めちゃくちゃいいにおいがしてきました!」
和:「チキンが焼けてるジュージューという音が、今は16ビートくらいでしょ。これが8ビートくらいになったら取り出します」
肉の焼け具合をビートで表現するところが音楽好きのシェフらしい。
和:「チキンを取り出したフライパンににんにく、パン粉、パプリカパウダー、フライドオニオンを入れてカリカリになるまで揚げます。揚げ玉の要領で鶏肉に振りかけたら完成。ニューオーリンズに旅した記憶が蘇ってくるような香りです」
このカリカリスパイスは、好きな調味料を使って自由にアレンジしても美味しく仕上がるそうだ。
異国情緒満載の香りで、食欲はMAXに。
『カーニヴォ』の濃厚ながらもバランスの取れた味わいは、複雑なスパイスの風味にもぴったりとハマる。
チキンを頬張り『カーニヴォ』を一口飲むと、ほのかに甘いワインの香りがジューシーな鶏肉のエキスと合わさって、なるほど、シェフのいう「口中でソースになる」とはこのことか。
ちょいハレ感を演出するなら、置くだけで様になるワインを選ぶべし
普段と違う演出が欲しいパーティの場面では、美味しい肉料理とそれに合うワインだけでなく、テーブルが映える飾り付けもポイント。
付け合わせの輪切りのパプリカは、食べられるデコレーションだ。添えたライムも皮に切り込みを入れて結び目を作り、ちょっとおしゃれに。
和:「少し工夫するだけで気分が上がるでしょ? この大皿は南アフリカの作家もの。普段からセレクトショップなどをまわって、料理が映えるシンプルなデザインのお皿を探しています」
一緒にテーブルを飾るワインのボトルも、その場を盛り上げる小道具のひとつといっていい。
この秋パッケージがリニューアルされたばかりの『カーニヴォ』なら、エンボス加工を施したシックな黒のラベルが、ほどよい高級感を醸し出してくれる。
和知シェフも、ホームパーティを愉しむ際には心がけていることがあるそうで、そのポイントを伺った。