お金持ちは、モテる。ゆえに、クセが強いのもまた事実である。
そして、極上のお金持ちは世襲が多く、一般家庭では考えられないことが“常識”となっている。
“御曹司”と呼ばれる彼らは、結果として、普通では考えられない価値観を持っているのだ。
これは、お金持ちの子息たちの、知られざる恋愛の本音に迫ったストーリー。
晴子(27)「最高の“おぼっちゃま”を見つけたはずだった」
― このまま1日が始まらなければいいのに…。
起きる気がせず、ベッドでぼんやりとしていた。
テレビを見ていると、恋愛についての街頭インタビューが行われている。映っているのは「コロナ禍で出会いがありません」と嘆く女の子たちだ。
― 私もついに、こっち側か…。
つい昨日、最高の彼氏に振られてしまったのだ。交際期間は約1ヶ月。私にとって、あまりにも短い春である。
「ごめん。俺、多分晴ちゃんとは合わないと思うわ。別れよう」
出会ってすぐ付き合い、私たちはうまくいっていたはずだったのに…。
結論、サラリーマン家庭育ちでOLの私が“おぼっちゃま”を理解するのは、とても難しかったのだ。
この記事へのコメント
コンビニとスーパー、70円と130円、60円の差をガタガタ言う男性とは、いくら御曹司でもフェラーリ乗っててもYouTuber のイケメンそっくりでも無理ですが。
何だかイライラした。これ、本当のお金をちは…とか語りだすコメントを誘っているようで。前にもあったね。へんなかねもち連載。