アイ・ニード・モア〜外資系オンナの欲望〜 Vol.6

「うわ、ダサい格好」なんて見下していた女友達に…。週末のランチで味わった敗北感

キャリアが欲しい。名声を得たい。今よりもっとレベルアップしたい。

尽きることのない欲望は、競争の激しい外資系企業のオンナたちに必要不可欠なもの。

しかし、ひとつ扱いを間違えると身を滅ぼしかねないのも、また欲望の持つ一面なのだ。

貪欲に高みを目指す、ハイスペックな外資系オンナたち。

その強さと、身を灼くほどの上昇志向を、あなたは今日目撃する──

▶前回:同期のエースに口説かれて、調子に乗っていたら…。外資系美人秘書が転落したショックすぎる理由

File6. 理子(27)外資系銀行 バックオフィス
「こんなはずじゃなかったのに」1軍女子の休日ランチの相手は


土曜日の昼、西麻布。

予約時間よりも早めに到着した『オッジ ダルマット』で、理子は大学時代の友人の真希子を待っていた。

しかし、せっかくの週末ランチだというのにテンションは全く上がらない。待っている相手が彼氏や意中の素敵な男性ではなく、「大学時代の友人の真希子」というのが、何とも情けなかった。

なぜなら、真希子は“3軍”だったから。

青学に通っていた学生時代。

神奈川の県立高校から青学に入学した真希子は、真面目キャラで、外見はお世辞にも決して可愛いとは言えない。

一方の理子は、中等部から青学に入学しながらも、幼稚園からの内部生で構成される“1軍”に何とかしがみついていた。明るく活発で、おしゃれにも気を使い、親に頼んでは学生離れした高価な物を買ってもらって、常に周りから崇められる存在だったのだ。

そんな1軍の理子と、大学から青学に入った3軍の真希子とでは、女としてのレベルが全く違う。

― でもまぁ、ゼミでは仲良かったし、話すと意外と毒舌で面白いし、真希子のこと気に入ってはいるんだけどね…。仕方ない。せっかくの土曜日だけど、真希子がくすぶっている様子でも聞いて楽しんで、日頃の溜飲を下げるとでもしますか。

そう思い直して、理子はスマホを取り出す。

Instagramに「今日はこれから、大学時代の友人と久しぶりにランチ! #oggidalmatto #西麻布 #ランチ …」と投稿して暇を潰しながら、真希子を待ち続けた。

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