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  • CHANGE(チェンジ) ~いくつになっても初体験っていいもんだ~ Vol.2

    六本木で愛される焼き鳥の名店がイチ推しした驚きの一杯とは?

    「素材を活かす」焼き鳥とROKUの共通点がココにある


    『YAKITORI燃』が焼き鳥ラヴァーを唸らせる理由に、素材へのこだわりがある。

    店で使用されているメインの素材は、千葉県佐原で育てられた赤鶏。

    「脂、食感、弾力、旨み、全てのバランスがいいんです。

    うちの店ではその素材の旨みを最大限引き出すために、火入れは直火すぎず、遠火すぎず。さらに炭の煙で包むように焼いて、薫香をまとわせています」

    あくまでも主役は鶏。そこに、職人の技が彩りを加え、幾重にも旨みが増幅していく。大人たちがこの店に魅せられる理由だろう。


    焼き鳥と「ROKU」の相性の良さは、「山椒、柚子を筆頭に共鳴し合う和素材にある」と大将は言う。

    それはシンプルに、“素材を活かす”という部分が響き合っているということでもある。

    話を聞けば聞くほど、そしてROKUジンソーダを味わえば味わうほど、串への期待は高まっていく。


    まず最初に供されたのは、ねぎま。

    「いちばんシンプルに鶏の旨みが味わえる串です」との言葉通り、埼玉県産のねぎの甘みと鶏肉のジューシな弾力、肉汁が溶け合って、口の中を満たす。

    そこにROKUジンソーダをひと口。

    玉露や煎茶由来の爽やかな香りと苦みが追いかけ、スッキリと口内に残る脂を洗い流していく。


    続いて、開店から25年間、継ぎ足しで引き継がれてきたタレをまとった「つくね」が運ばれてきた。

    「肉の旨みの奥に、生姜のニュアンスを感じませんか?」と大将。

    つくねに加え、実は秘伝のタレにも、生姜が使われているとか。

    そんな「つくね」に欠かせないのが、濃厚な味わいに惚れ込み、仕入れている深谷の田中農場の卵。絡めれて食べれば、最高のマリアージュが完成する。

    「卵に絡めたら、最後に山椒を少し振りかけてみてください。甘さがピリリと引き締まって、お酒が進みますよ。

    特にROKUには、山椒が使われているので、両者が響き合って、相性の良さをより感じられると思います」

    まさにその通り。

    見知った「つくね」という串が見せる大人な一面に、思わず2人、目を見合わせた。

    「素材の重なりが繊細な味わいを生む」


    もう1本、是非食べて欲しいとすすめられたのが薩摩赤鶏の「せせり」。

    部位ごとに鶏を変えているというこだわりからも、期待は高まる。

    添えられた赤柚子こしょうと共に味わい、続けてROKUジンソーダをひと口含む。

    するとこちらも「つくね」同様に、柚子同士が呼応し、心地よい清涼感が吹き抜けた。


    素材をどう活かすか、に心を砕くということ。焼き鳥とROKUの共通点はそこにあるのだろう。

    鶏であれば、部位ごとに仕入れを変え、さらに火入れや卵、調味料や薬味を変えること。

    ROKUであれば、名前の由来、そして味わいの要ともなっている6種の和素材(桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子)を最大限に引き出すため、蒸溜器や蒸溜方法を使い分けているという点。

    シンプルに「旨い」というのは、素材同士が奏でるハーモニーの結果、でもあるのだ。

    いつもの焼き鳥に、新たな愉しみが加わった夜。2人とも上機嫌で店を後にした。

    ROKUジンソーダを入り口に開ける新たな扉。

    いくつになっても「初めて」は愉しい。それが大切な人とであれば、なおさらだ。

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