神戸牛といえば、黒毛和種の中でも最高峰のブランド牛。
脂肪交雑の度合いなど、厳格な基準をクリアせねば名乗れないが、そんな神戸牛のみを扱う隠れ家が赤坂にある。
今回は、その店『神戸牛511』を行きつけにする、最強の兄弟に登場願った。お店の魅力とともに紹介する。
緊急事態宣言が明けたら、ぜひ訪れて欲しい。これを機に「行きたいお店リスト」に加えてみてはいかがだろう。
『神戸牛511』は赤坂の繁華街から離れた路地裏に潜む。
希少な神戸牛だけを扱う高級感はもちろん、席は全て個室というプライベート感もVIPから贔屓にされる理由。ゆったり極上肉の美味しさと向き合える。
この隠れ家を行きつけにする常連が、ボクシングの田中兄弟。
兄・亮明さんはボクシング・フライ級で東京オリンピックの代表に内定している精鋭で、弟・恒成さんは世界最速タイ記録となるデビュー12戦目で3階級制覇を達成したプロボクサー。
名実ともに、日本が誇る最強拳闘兄弟である。
ふたりがこの夜、堪能したのが「511焼肉コース」。
焼肉と炭火窯で焼くステーキ、肉を使った料理など全11品。
序盤に出てくる「神戸牛の焼しゃぶ」では、とろける食感と脂の甘みが味わえるサーロインが登場(右奥)。
終盤の「弐の焼物」では、濃厚で旨みが強いイチボ(手前)と、赤身に適度なサシが入って最高のクリ(左奥)。
これらを卓上に設けた焼き台で専任スタッフがベストな状態に仕上げてくれる。
先付のサーロインを使った「焼しゃぶ」を頬張り、「メチャクチャ旨い!」と恒成さんが驚嘆すれば、亮明さんも「本当に美味しい」と感激。
焼肉だけでなく、カイノミなら「ちらし寿司」、ヒレは「カツサンド」と部位に応じた多彩な料理が繰り出される展開も楽しく、神戸牛を丸ごと食べ尽くすような贅沢が味わえる。
常にストイックな食生活を送っていると思われがちなボクサーだが、亮明さんによると「普段、食べないと逆に代謝が悪くなって痩せにくくなる」とのこと。
だから、ふたりとも定期的に大好きな焼肉を食べるそうで、特にこの店は特別な存在。
訪れる度に英気を養い、世界と戦う活力を得ている。ふたりの強さの裏にあったのは、日本が誇る和牛の存在だった。
■店舗概要
店名:神戸牛511
住所:港区赤坂4-3-28 ディアプラザ赤坂 B1F
TEL:03-6685-0511
営業時間:ランチ 11:30~(L.O.14:00)
ディナー 17:30~(L.O.22:00)
定休日:不定休
席数:62席