23区のオンナたち Vol.7

「蒲田に住んでるって言いたくない…」年収550万の女が、引っ越した先に見つけた大切なモノ

住んでいる街によって、人生は変わり、また人も変わる。

2020年、東京の街は大きく変貌した。

店は閉まり、代わりにフードデリバリーの自転車を頻繁に見かけるようになった。また時差通勤やテレワークが導入され、ラッシュ時の人は減った。

では、東京に住む女の人生は、どう変わったのだろうか? エリア別に、その実態に迫る。

今回は品川区大崎在住・麻衣(26)の話。

▶前回:40歳で離婚、子持ちのシングル女に。代官山で家賃30万を支払う重圧に耐えかねて、結局…。


“充実した東京ライフ”に翻弄され続けていた、品川区女子・麻衣(26)


「暇だなぁ…」

木曜18時。特に見たいものがあるわけではないけれど、なんとなく流しっぱなしにしているNetflixをダラダラと見ながら、つい声が出る。

大崎駅から徒歩10分のところにある1K、家賃11万6千円の狭い部屋で、彼氏がいないフリーの私は、暇を持て余していた。

以前ならば、この時間は大忙しだった。

仕事後に連日入っていた食事会やデートの約束、ネイルやエステ…。

だがここ1年でリモートワークにシフトし、出勤がないのでその分時間は余る。

食事会の頻度はガクッと減り、ひとり暮らしで彼氏ナシとなると、外へ出る機会も減る。そうなると着飾る気力がなくなり、自分磨きの時間も減る。

「遼は、今何をしているかな…」

暇で出会いもないせいだろうか。ここ最近、1年ほど前に”低スペック“と見切って別れた元彼のことばかり考えてしまう。

忙しい時には気がつかなかったが、暇になると忙しさは人生の充実度だったと気がつく。

だから低スペックだと見限った男が、実は超優良株だったことにも、後から気づくのだろうか。

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